【追悼】クロフネについて

  • 2021年1月27日
  • 競馬

おはようございます。

1月17日にクロフネが亡くなったことは皆さんもご存知だと思います。1998年生まれのクロフネは23歳で老衰で亡くなりました。私がクロフネを初めて見たのは2001年。ちょうど20年前でした。私は小学生でしたが競馬については当時からちょっと興味があり、いけないもの見たさに叔父が持っていた昭和の終わりから平成初期の「優駿」を見たりしていました。そんな中テレビ中継で見たレースが2001.10.27の武蔵野Sでした。2着のイーグルカフェに着けた差が9馬身。最初に見た競馬のレースがこのレースでしたがこの馬「強い」というのが子供ながらにわかりました。そして白い馬なのに「クロフネ」というインパクトも忘れられませんでした。その後ジャパンカップダートを勝った際にはそれこそドバイWCを勝てるのでは無いかと思いました。本場のアメリカからやってきた馬をけちょんけちょんにやっつけた私の中のヒーロー的な馬でした。

この2001年は競馬の転換期でした。世紀末の覇王テイエムオペラオーの時代が終焉に向かい、ジャングルポケット、マンハッタンカフェといった3歳世代の勢いが競馬界を飲み込んでいくのを目にしました。そして世界に日本競馬の力を示したステイゴールドやエイシンプレストンなど世界にも日本の競馬が開けた年でした。

ただ1番はやはり上記のクロフネのレースです。このクロフネに出会っていなければ私は一口馬主なんてしていなかったでしょうし、競馬にも真剣に向き合っていなかったと思います。全てはクロフネのおかげです。クロフネの血は父系としては残念ながら大きく繁栄はしていませんが、母系ではかなり繁栄しており、すでにBMSとしてステファノスやノームコア、クロノジェネシス姉妹などの活躍馬を送り出していますし、これからクロフネ産駒の牝馬の産駒たちがもっと活躍してくれるはずですし、昨年はソダシというアイドルまで生み出しました。広い意味で日本競馬に多大なる影響を与えてくれた馬だと思います。

R.I.P.

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