ここまでのMLB FA選手の動向-投手編-

  • 2022年12月21日
  • その他

おはようございます。

2022年も残り後わずかですが、MLBのFA選手の動向にも変化がありました。

注目選手は⏬

まずは投手部門です💡

ジェイコブ・デグロム(34) NYMTEX

メッツのエースは大型補強を敢行するもシーズン成績はさっぱりだったレンジャースに移籍することになりました。しかも2023-27の5年契約!これでデグロムは39歳になるシーズンまでの契約を獲得することができました。これはハイリスクハイリターンな契約ですね。デグロムが1年フル回転で働いてくれれば向かうところ敵なしでしょう。ただそれが難しいのがデグロム。前半戦は圧倒的でも後半戦は怪我で不在ということもザラにありますし、年齢も年齢ですからね。ただ最近は高齢投手の活躍も目立ちます。デグロムの出来次第でTEXのシーズン成績が変わりそうですね。如何せんエースというエースはいませんでしたからね。これで先発の軸はできたので周りをどう固めるかです。そしてAL西地区ということで大谷選手との対決が増えます。これは中継を見る側としては楽しみ。今シーズンのTEXはコリー・シーガー、マーカス・セミエンと大物内野手を獲得するもどちらもOPS.700台と平凡な成績に終わりました。果たしてデグロムは期待に応えられるか?

ジャスティン・バーランダー(39) HOUNYM

デグロムが抜けたメッツが補強したのがより高齢のバーランダーでした。今回は2年契約で8600万ドル+25年シーズンのオプション付きでの契約となります。今年トミー・ジョンからの大復活を遂げてサイ・ヤング賞を獲得したバーランダーは来シーズン40歳。ただ怪我のリスクはデグロムより低く、契約も2年+オプションですからデグロムと再契約をするよりは低リスクでより頑丈かつクオリティは同等の投手を獲得できたのではないでしょうか?これでマックス・シャーザーとの2枚看板になりますが、この二人は2012-14のDETで一緒にプレーをしています。もしここにトレードで大谷選手が入れば…と思ってしまいますね。メッツはクローザーのエドウィン・ディアスとも長期契約済みですから投手陣は盤石。あとは毎年後半に打てなくなる打撃陣が…と思っていたのですがまさかのニュースが入ってきましたね💡

クリス・バシット(33) NYMTOR

バシットが選んだのはトロント・ブルージェイズでした。3年6300万ドルということで上の2人と比べるとお得に見えてしまうのが怖いです。まぁバシットは今シーズン初めて規定投球回を達成したので実績が2人とは大違いです。それでも短縮シーズンの2020年を除けば2019、2021、2022と2桁勝利を挙げている投手です。シンキングファストボールが武器の投手ですが、いわゆるエースというようなタイプの投手ではありません。そういう意味ではTORには打って付けの存在です。アレック・マノア、ケビン・ガウスマンの2枚看板がいて、今シーズンは不調でしたが復調が期待されるホセ・ベリオスもいるので3、4番手でバシットが活躍してくれれば御の字です。もう一枚の先発がどうなるかですが、ここを菊池投手が競わなければなりません。野手にも若手が多くて楽しみなTOR💡来シーズンも楽しめそうです。

カルロス・ロドン(30) SFNYY

左腕の中では1番の注目だったロドンですが、選んだのはサンフランシスコとは逆。東海岸のニューヨーク・ヤンキースでした。長期契約を結ぶことを希望していたロドンサイドですが、NYYが結んだ契約は6年1億6200万ドルでした。注目されていた先発陣の中では1番若い投手でしたし、契約終了時でも36歳と今のバーランダーより若いですからね。今年のロドンはSFでキャリアハイの14勝。イニングも178イニングを投げ、奪三振が237。11回の二桁奪三振、しかもシーズン後半に7回記録しているように終盤にさらにギアを上げてきました。2021年も素晴らしい成績をの残していましたし、過去の不振が嘘のようにここ2年は調子が良く、奪三振率が大幅に上昇しています。NYYではゲリット・コールの次の先発2番手のポジションを担うことになります。ジャッジの残留もありましたが、NYYは来シーズンに向けて大きな補強ができています。お金のNYY、戦略のTB、若手のTORの三つ巴の戦いでしょうか?

他でははLADのクレイトン・カーショウ(34)が1年契約でLADへの残留となりました。エースの座は譲り渡していますが、今シーズンも12勝3敗と大きく勝ち越していますし、十分計算が立つ投手です。35歳で迎える来シーズンですが、イニングは少なくても今シーズンだけ活躍してくれれば十分ではないでしょうか?地元のテキサスに戻るのか?とも思いましたが生涯LADを貫きそうですね。

またNYMのタイワン・ウォーカー(30)がPHIへ移籍。今シーズン自身2度目の2桁勝利を挙げました。防御率は3.50〜4.50の付近で推移しており、ある意味計算ができる投手ではあります。PHIが積極的ですね💡

日本から海外FAでの移籍を目指していた千賀投手(29)はNYMへ移籍。5年7500万ドルの契約を結びました。フィジカル面が心配の選手ですが、”お化けフォーク”と呼ばれるあのフォークはMLBでも十分通用するでしょうね。できれば暖かい西海岸の方が良さそうですが、NYMの先発のラインナップがさらに魅力的になりました。

次回は野手編です!

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