ゴドルフィン血統への憧れ〜ダーレー・ヨーロッパ編〜

  • 2021年10月16日
  • 競馬

おはようございます。

この企画も最後です。最後はダーレーの本場欧州編です。単に欧州といってもダーレーには3箇所の拠点があります。メインはイギリス ニューマーケットのDalham Hall Stud、そしてフランス ノルマンディーのHaras du Logis、アイルランド キルレアのKildangan Studと欧州競馬の中心地にそれぞれ牧場を持っています。

まずはDalham Hall Studからです。ここには既に結果を残しているDubawiNew ApproachIffraajなどがいます。Dubawi産駒のG1馬は数え切れませんw

今回はまだこれからの種牡馬を紹介したいと思います。

まずはCracksmanです。名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?フランケルの初年度産駒で中距離路線で活躍しました。フランケル産駒の最高傑作であり、フランケル以来の逸材であり、フランケルのような馬と評価されています。3歳時のイギリスチャンピオンSでは後続に7馬身、翌年は6馬身の圧勝で連覇を達成しています。2400mもコロネーションCやニエル賞を勝利していますが、パフォーマンスは2000mの方が圧倒的です。父同様に溢れるスピードが魅力の馬ですね。レーティングの最高は136✨この2000mくらいで結果を出しているというのは種牡馬として成功するポイントではないでしょうか?フランケル産駒は日本でも結果を残していますし、日本でも産駒を見てみたいですね。

ダーレー生産馬初の英ダービー馬Masarも紹介しない訳にはいきません。競走成績は11戦4勝でG1勝利もその英ダービーしかありません。しかし下した相手がRoaring Lion、Saxon Warrior。英2000ギニーでも3着でしたから全くのフロックで勝った訳ではないと思います。この馬は血統が面白いです。いつものようにnetkeiba.comさんから血統表を拝借して↓

名牝アーバンシーのクロスが発生しています。曽祖母Melikahはアーバンシー産駒でGalileoの1歳年上のお姉さんになります。そのGalileoは父New Approachの父ですのでアーバンシーの3×4のクロスとなります。そして母父Cape CrossはGalileoの半弟Sea The Starsの父でもありますから、アーバンシーの血統とも相性が良いのでしょう。ただ日本の馬場には合わなそうですねwすぐにダートを使われそうです。

ここからの2頭は2歳戦で活躍した馬を紹介します。まずはPinatuboです。競争成績は10戦7勝 G1 3勝の成績を残しましたが圧巻は2歳時で6戦6勝の成績を残しました。ロイヤルアスコットで行われた7FのChesham Sでは2歳コースレコードで3.1/4馬身差で優勝。同じく7FのG1 Vincent O’Brien National Sでは後続に9馬身の差をつけて圧勝。3歳時は英2000ギニーの大本命でしたが3着に敗れてしまい、距離を短縮したドーヴィルのG1 Prix Jean Pratでは優勝と勝利したのは1200m-1400mで8Fでは勝つことができませんでした。早期から活躍できるのはトレンドとしてGoodですが距離の問題がありそうですね。父Shamardalですが凱旋門賞馬母父Dalakhaniですから2000mくらいまではこなせそうな気もします。スピードがあるので日本の馬場にも対応してくれるかも?

もう1頭はToo Darn Hotです。こちらはDubawi産駒で通算9戦6勝 G1 3勝 2歳時には4戦4勝 G1 1勝を含む重賞3勝で最優秀2歳牡馬に選出されております。2歳時のレーティングはフランケルと同じ。ちなみにPinatuboはフランケルより2ポンド上の評価でした。ただ3歳戦ではしばらく勝てませんでしたが、Prix Jean Praで復活のG1勝利。そして古馬相手のSussex SでマイルG1を勝利し、真のマイルチャンピオンへというところでしたが、レース中に骨折が判明し引退しています。母はドバイシーマクラシックでブエナビスタに勝利したダーレミです。ドバイの芝は日本馬が活躍しやすい馬場ですから、そこで日本馬に勝った母を持つというのは日本の馬場への適性もあるのかもしれません。

ちょっとアイルランド、フランスの馬はここで書くには長すぎますねw

あと1度延長戦をさせてもらいます。

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