サートゥルナーリア引退 種牡馬入り

  • 2021年1月16日
  • 競馬

おはようございます。

1/15キャロットクラブからサートゥルナーリア(5牡・角居厩舎)の引退と社台スタリオンでの種牡馬入りが発表されました。

G1勝ちはホープフルS、皐月賞の2つでした。ロードカナロア産駒の牡馬筆頭格ですし、母はシーザリオですからかなりの期待はされていると思います。兄弟のリオンディーズ、エピファネイアに続いての種牡馬入りになります。左の飛節後腫や背中の状態が良くならず引退となってしまいました。2歳から3歳前半に見せた輝きが取り戻せませんでした。

血統的には種牡馬で成功する要因は多数だと思います。母シーザリオで母系はしっかりしていますし、半兄のエピファネイアも種牡馬として成功しています。そしてサンデーサイレンスが4代前になるのでサンデー系牝馬とも容易に種付けが行えます。気になるのは競走成績です。

以前半兄のリオンディーズについてでも書いたが、個人的には種牡馬で大事なのは①牝系②圧倒的な競走成績 と考えている。サートゥルナーリアは②の部分が個人的には▲である。G1 2勝は2歳G1とクラシック初戦の皐月賞でいづれも世代限定のG1であった。しかもどちらも特殊な中山2000m。中山巧者の種牡馬というとマツリダゴッホ、ヴィクトワールピサがいますが、やはりマイルや東京での実績が欲しっかったですね。

古馬との戦いでは斤量が有利な3歳時の天皇賞秋で6着、有馬記念で2着、4歳になって金鯱賞1着と宝塚記念4着。勝った金鯱賞はメンバーレベルに疑問符が付くものでしたので正直「う〜ん」といった感じです。あと現5歳世代の牡馬自体もレベルが??です。クラシックは↓

皐月賞 1 サートゥルナーリア 2 ヴェロックス 3 ダノンキングリー

ダービー 1 ロジャーバローズ 2 ダノンキングリー 3 ヴェロックス

菊花賞 1 ワールドプレミア 2 サトノルークス 3 ヴェロックス

この中で古馬になって重賞を制したのはサートゥルナーリア以外にどの馬でしょう?

ダノンキングリー(中山記念)の1勝 *2021/1/15時点

古馬になってG1で馬券になったのもダノンキングリーの大阪杯3着

昨年は牝馬が古馬中距離芝混合G1をほぼ独占状態でしたがその原因はこの現5歳世代のだらしなさではないでしょうか?このことからもちょっとサートゥルナーリアの競走成績が圧倒的かと言われれば厳しいと言わざるを得ません。もちろんリオンディーズとは違い社台SSに入るので良質な繁殖に種付けができるので、流石にリオンディーズより成績は良くなると思いますが(リオンディーズはブリーダーズSS)。

もちろん出資馬の方は楽しみにされると思いますし、産駒にも出資を検討されると思いますが、個人的にはStayかなと思います。

*写真の掲載はキャロットクラブから許可を得ております。