トライアルでクラシックへの切符を掴んだ馬たち

おはようございます。

先週の競馬で桜花賞、皐月賞のトライアルレースが終了しました。ということで実際にどんな血統の馬が権利を掴んだのか、確認をしてみて今年の募集に活かしていきたいと思います。

◉ 桜花賞トライアル

3/4 チューリップ賞組 3頭

モズメイメイ(牝3・音無) 父リアルインパクト 母父Frankel

→母は未出走も祖母がダートG1ホース。11/19東京 芝マイルでデビューして勝利。

コナコースト(牝3・清水久) 父キタサンブラック 母父キングカメハメ

→母はJRAで芝1,200-1,400mで4勝。祖母は函館2歳S勝ち馬。8/28小倉 芝1,800mでデビューして勝利。牝系を辿るとバレークイーン。

ペリファーニア(牝3・鹿戸) 父モーリス 母父ハーツクライ

→母はJRAダート中距離で3勝。半兄エフフォーリアの良血。12/25中山 芝マイルでデビューして勝利。ケイティーズ牝系。

3/12 フィリーズレビュー組 3頭

シングザットソング(牝3・高野) 父ドゥラメンテ 母父My Golden Song

→母は米国重賞ウイナー。10/22阪神 芝マイルでデビューして勝利。

ムーンプローブ(牝3・上村) 父モーリス 母父フジキセキ

→母はJRAダート1,200-1,400mで4勝。兄弟は地方での勝ち鞍のみ。10/1中京 芝マイルでデビューして5着。2戦目で勝ち上がり。未勝利-白菊賞と連勝。

ジューンオレンジ(牝3・長谷川) 父ジャスタウェイ 母父シンボリクリスエス

→母はJRA芝1,200-1,400mで3勝。半兄ジューンベロシティはJRA平地2勝、障害2勝。10/22阪神 芝1,400mでデビューも10着。4戦目で勝ち上がり。曽祖母はツィンクルブライド。

3/12 アネモネステークス組 2頭

トーセンローリエ(牝3・小笠) 父サトノクラウン 母父メイショウサムソン

→母はJRA芝で1勝。7/9函館 芝1,200mでデビューで2着。3戦目で勝ち上がり。未勝利-春菜賞からの3連勝。

コンクシェル(牝3・清水久) 父キズナ 母父Galileo

→母はJRA未勝利で引退。全姉シンシアウィッシュはフローラS3着。7/16小倉 芝1,800mでデビューして勝利。

◉ 皐月賞トライアル ◉

3/5 弥生賞ディープインパクト記念 3頭

タスティエーラ(牡3・堀) 父サトノクラウン 母父マンハッタンカフェ

→母は芝マイルで3勝。11/27東京 芝1,800mでデビューして勝利。クラフティワイフ牝系

トップナイフ(牡3・昆) 父デクラレーションオブウォー 母父スピニングワールド

→母はJRA、地方で23戦未勝利。7/24札幌 芝1,800mでデビューも6着。3戦目で勝ち上がり。近親にテイエムオペラオー。本馬も既に8戦。

ワンダイレクト(牡3・藤岡) 父ハービンジャー 母父ディープインパクト

→母はJRAで4勝。重賞2着3回。12/4中京 芝2,000mでデビューして勝利。祖母ワンカラットは重賞4勝。近親ジュエラーは桜花賞馬。

3/19 スプリングステークス 3頭

べラジオオペラ(牡3・上村) 父ロードカナロア 母父ハービンジャー

→母はJRA1勝。11/20阪神 芝1,800mでデビューし勝利。その後セントポーリア賞→スプリングSと3連勝。母系は遡るとアイドリームドアドリーム→エアデジャヴー。

ホウオウビスケッツ(牡3・奥村武) 父マインドユアビスケッツ 母父ルーラーシップ

→母は未出走もマンファスの3×2というきつめの牝馬クロスを持つ。12/10中山 芝1,600mでデビューして勝利。続く1勝Cも連勝。3代母マンファスはキングカメハメハの母。

メタルスピード(牡3・斎藤) 父シルバーステート 母父Shamardal

→母はJRA4戦0勝。8/27新潟 芝1,600mでデビューするも4着。6戦目で勝ち上がり、続く1勝Cも連勝。近親に日本での活躍馬は少ないが遡って見てみると欧州、北米の芝G1ホースも出ている。

3/18 若葉ステークス 2頭

ショウナンバシット(牡3・須貝) 父シルバーステート 母父Medaglia d’Oro

→母はJRA未出走。11/20阪神 芝1,800mでデビューも3着。2戦目で勝ち上がり続く1勝Cも連勝。すみれSは2着。セレクトセール2億8,600万円で取引。祖母がBCジュベナイルフィリーズ勝ちのオーサムフェザーで叔父にスーパーフェザー。

ラスハンメル(牡3・松永幹) 父シルバーステート 母父キングカメハメハ

→母はJRA6戦未勝利。7/31新潟 芝1,800mでデビューし3着。2戦目で勝ち上がり。その後リステッド、1勝Cで掲示板を外していた。母系からはテーオーケインズ、タマノブリュネットとダート重賞で活躍した馬がいる。

確実に言えることとして、「2歳のうちにデビューする」というのは重要なファクターになりますね。勝ち上がりには時間を要している馬もいますが、そういった馬も早くデビューできたからこそ戦歴を重ねて力をつけてクラシックの舞台に足を進められるということですね。1番デビューが遅い馬がペリファーニアの12/25。この日はレッドシュヴェルト(牡3・尾関)も同じレースでデビューして2着でしたね。

種牡馬で見てみると牝馬はモーリス産駒が2頭。牡馬はシルバーステート産駒が3頭権利を獲得しています。モーリスはイメージ通りにマイラーの馬を出しているということですね。未完の大器シルバーステートはまだ大物という感じの馬は出せていませんが人気種牡馬。牡馬8枠のうちの3枠を埋めるとは恐るべし。両馬ともクラシックには出走できなかった馬。特にシルバーステートは順調なら…というifを見てみたい馬でしたから産駒からクラシックホースが誕生すれば夢があります。

新種牡馬も健闘。デクラレーションオブウォー、マインドユアビスケッツが1頭ずつ。そして個人的に期待していたサトノクラウンの産駒が2頭しっかり権利を獲得しています。デクラレーションオブウォーやサトノクラウンは芝中距離のイメージがありますが、マインドユアビスケッツはダートの短距離のイメージなのでまさかクラシックの権利を取る馬が出てくるとは思いませんでしたね。やはり新種牡馬は積極的にいった方が良さそうですね。

*写真の掲載についてはキャロットクラブより許可を得ています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です