ブラストワンピースでもなれない種牡馬/父ハービンジャーは需要なし?

おはようございます。

1/19にシルク公式でブラストワンピースの引退が発表されました。

  • 2022.01.19 所有馬情報在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄

    天栄担当者「その後も楽をさせて様子を見ていますが、なかなか右前脚の状態が改善してきません。この状況だと乗り運動再開までに時間を要してしまうでしょうし、もし騎乗調教を再開できたとしても、これまでの経緯を考えると痛みが再発してしまう可能性は十分考えられます。大型馬ゆえに脚元への負担はどうしても大きくなってしまいますし、年齢面を考えてもこれ以上進めていくのは厳しいと思います」

    大竹正博調教師「牧場サイドからなかなか右前脚の状態が改善してこない状況が続いていると報告を受け、今後についてオーナーサイドとも協議した結果、本当に残念ですがここで引退させることとなりました。ブラストワンピースのことを思い返すと、牧場で最初に見させていただいた時の印象を今でもよく覚えていて、そういう馬は上のステージで走ってくれることが多く、ブラストも大きな舞台で走ることが約束されていた馬だったのかもしれないなと思います。この馬には、それまでに見たことが無かった場所へ色々と連れて行ってもらい、3歳時には日本ダービーで2番人気に推されましたし、その年の暮れには有馬記念を勝ち、厩舎として初めてGⅠのタイトルを獲得してくれました。そして、古馬になってからは凱旋門賞に挑戦してと、これからの調教師人生を歩んでいく上でプラスになる多くのことを経験させていただきました。また、個人的な話になりますが父の代からお世話になっている橋口弘次郎先生には、新馬の時からこの馬のことを気にしていただいて、勝つ度にメールや電話をいただいていました。会員様はもちろん、そういった方々の多くの応援があったからこそ、ここまでの結果を残すことが出来たのだと思いますし、改めて感謝の気持ちで一杯です」

    もう一度競馬場でブラストワンピースが走る姿をお見せ出来るよう、牧場スタッフも懸命に努力を続けて参りましたが、右前脚の状態が思わしくなく、これ以上調教を進めるのは厳しい状況と言わざるを得ません。これまでの経緯を踏まえ、大竹正博調教師とも協議を行った結果、苦渋の決断ではございますが、ここで現役を退くこととし、近日中に競走馬登録抹消の手続きが取られることとなりました。今後につきましては、牧場サイドにも協力いただき、種牡馬入りへの道を模索して参りました。しかしながら、設備や待遇など整った条件下で種牡馬としてのニーズを得るのは極めて困難な状況にあります。そこで、生まれ故郷であるノーザンファームに隣接したノーザンホースパークにて、乗馬として第二の馬生を歩むことが本馬にとって一番の幸せと判断させていただきました。3歳時には有馬記念を制して、JRA賞最優秀3歳牡馬に選出され、4歳時には果敢に凱旋門賞へチャレンジ。その後も重賞戦線で出走を重ねた本馬への長きに渡る温かいご声援、誠にありがとうございました。なお、詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。

非出資ではありますが、シルクの最強世代の2015年産で、シルクの牡馬では久しぶりのG1ホースでした。大きすぎるほどの馬体でしたが、鋭い差し脚を武器にデビュー3連勝で毎日杯を制覇。ダービーも2番人気に推されました。新潟記念では大外一気で35年ぶりの3歳馬制覇を成し遂げ、暮れの有馬記念でも古馬を一蹴してグランプリホースに輝きました。G1は2018年の有馬記念のみでしたが、凱旋門賞にも挑戦したり、古馬になっても重賞を2つ制するなど活躍しましたが、残念ながら引退となりました。

残念なのは引退だけでは無く、種牡馬ではなく乗馬として余生を過ごすということです。

ハービンジャー産駒の牡馬G1ホースは2頭。ブラストワンピースとペルシアンナイトがいます。そのペルシアンナイトも引退が発表され、こちらは馬事公苑で乗馬になることが発表されています。ペルシアンナイトの場合には母父がサンデーサイレンスということもあり、仕方ない部分もあるかと思ったのですが、ブラストワンピースもとなるとハービンジャーの父系としての需要が無いということなんでしょうかね?

結構3歳の春くらいから活躍している馬も多いですし、距離延長も苦にしません。そしてペルシアンナイトやノームコアのようにマイルG1を制したりもしています。

そう考えるとあくまでハービンジャーは日本の非主流血統であることから、サンデー系、キンカメ系の緩衝材として考えられていたのかもしれません。個人的には好きな種牡馬なんですが、牡馬の産駒が後継を残していくのはこの流れを見る限りは無さそうですね😭牡馬のハービンジャー産駒を2頭持っているので、ちょっと辛いですね…

幸にも牝馬の産駒にノームコア、ディアドラ、モズカッチャンといったG1ホースがいますから、この辺りから活躍馬が出て、種牡馬になったりすればしっかりと血統表に名前が残り続けます。今後はそういった方面でハービンジャーが活躍するのか?それともまだハービンジャーは存命ですから、ここから日本の主流血統を持たない産駒が活躍することがあるのか?注目です❗️

*コメント及び写真の掲載についてはシルクホースクラブより許可を得ています。

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