先週の気になる馬【シュネルマイスター・ゴールドチャリス】

  • 2020年12月20日
  • 競馬

おはようございます。

今回は先週の競馬で勝利した2頭を取り上げます。

まずは土曜日の中山芝1600mのひいらぎ賞を勝ったシュネルマイスター(2牡・手塚厩舎)で

母系のボトムの部分をずっと辿って頂くとお分かりのように、ずーっとイニシャル「S」。この法則といえばドイツ血統でお馴染みですね。母セリエンホルデドイツオークスの勝ち馬になります。そこにイギリス産の短距離馬Kingmanを配合してまれたのがこの馬です。ドイツで生まれているので外国産馬になります。Kingmanの産駒は少ないながら毎年JRAでも走っていますが産駒の平均勝利距離が芝で1300mとなっていて、完全に短距離種牡馬です。そこにドイツオークス馬の組み合わせでどうなるかと思いきや、やはり1500m、1600mとマイル前後で連勝しました。そしてドイツの「S」牝系と言えば、そうサロミナサラキアサリオスです。サロミナもドイツオークスを制しており、そこにディープ、ハーツを種付けしてそれぞれサラキア、サリオスですから、日本の中距離系の種牡馬を種付けすることでクラシックでも対応できるような馬が出てくるかもしれませんね。

2頭目は土曜日の中京2歳S 芝1200mを勝ったゴールドチャリス(2牝・武幸四郎厩舎)です。

この馬は実は私の愛馬グランデフィオーレと2度対決をしています。1度目は未勝利戦でゴールドチャリスが勝利、2度目は秋明菊賞でグランデフィオーレが先着でした。先に2歳OP勝ちを決めたゴールドチャリスですが、グランデフィオーレがしばらく走れませんので、その分ライバルとして頑張って欲しいですね。

血統的には近親に重賞勝ち馬、好走馬がいっぱいいます。一番有名なのはブラックホークピンクカメオの兄妹です。ブラックホークはスプリンターズSと安田記念を、ピンクカメオはNHKマイルを勝利しました。なんといってもピンクカメオのNHKマイルカップは伝説でしたね。18頭立の17番人気での勝利。そして3着にも18番人気が入り、3連単970万オーバーという大荒れの立役者になりました。引退レースが2009年の福島牝馬であったのですが、たまたま現地にいまして、写真を撮っていた思い出があります。ブラックホークの引退レースの安田記念も9番人気での勝利となり、まさに意外性の兄弟でした。

今回の中京2歳Sも7番人気での勝利。やはり侮れませんね。人気薄の時ほど要注意の血ですね。