先週の気になる馬【10/9-10】

*写真はラスール

おはようございます。

先週はG1の間の週で2歳重賞のサウジアラビアRC、古馬G2の京都大賞典毎日王冠が行われました。

土曜日のサウジアラビアRCはサンデーRのコマンドライン(2牡・国枝厩舎)が他のサンデーR2頭の猛追を凌いで勝利。デビュー2連勝となりました。全兄アルジャンナは重賞2着3着はありましたが、まだ1勝の身。全姉トレデマンドもダートの未勝利を3歳6月に勝ち上がるというデビュー前の期待の割には産駒の活躍がイマイチな血統ですが、この馬は現状期待通りというところでしょうか?しかしサンデーRは流石ですね。ここも上位3頭独占ですし、札幌2歳Sを制したジオグリフもいますから、もう来年のクラシックの枠は2枠は確実に埋まったと言って良いのではないでしょうか?まぁこの馬は1口350万円という庶民にはとても手をつけられない価格ですから、G3を1つ勝った位では出資者の方は喜べないんでしょうね。タイムはスローだったこともあり1:36.4でした。

しかしこのレースや東スポ杯など2歳秋の出世レースに出資馬が出走できるようになって欲しいものですね。やはり春のクラシックに出るには2歳時の賞金が重要ですからね。

日曜日の京都大賞典は阪神開催でした。勝ったのはなんとビックリの2016年ダービー馬マカヒキ(8牡・友道厩舎)でした。ダービー馬なのにこの年齢まで走らされることに対しては否定的な方も多いと思います。ただディープ産駒の種牡馬は飽和状態ですし、種牡馬としての需要があまり無いことも考えての金子オーナーの現役続行の決断だったのかもしれませんが、見事に結果で示してくれました。最後は昨年の菊花賞2着馬アリストテレスをハナ差差し切りました。勝ったのは2016年のフランス・ニエル賞以来ですので約5年ぶり❗️ファンの方は嬉しいでしょうね。姉にウリウリ、弟ウーリリ、甥にジャカランダレーンがいます。馬券を買っている人の問題はこのレースの評価でしょうね。マカヒキが調子を取り戻したのか?はたまたレベルが低いメンバーだったのか?とりあえず4歳世代のレベルがちょっと怪しいですね。アリストテレスはここは勝たなければいけなかったのでは?

毎日王冠はこの日は特別にG1ファンファーレの中で行われました。3歳マイル王のシュネルマイスター(3牡・手塚厩舎)が安田記念の借りを返す差し切りでダノンキングリーを捉えて2つ目の重賞制覇となりました。3歳馬が強いレースで2019ダノンキングリー2020サリオスに続いての勝利です。そのサリオスは近親で更に血統表を紐解くとビワハイジ、サトルチェンジの名前が出てきます。母はドイツオークス馬で重めの血統に見えますがダンチヒ系の快速馬Kingmanが上手くスピードをアップしてくれていると思います。この後はマイルCSでしょうかね?2000mよりは1600mの馬だと思いますので勝負するたらマイルCSだと思いますね。

そして日曜日は出資馬の近親が新馬勝ちを決めました。まずはグランデレジーナですが、この馬は父エピファネイア 母グランデアモーレでグランデフィオーレグランデアモーレ20の姉妹になります。募集時馬体が小さかったので出資を見送りましたが、見事に新馬勝ちを決め、これでグランデマーレ、グランデフィオーレに続く勝ち上がり。父が全て違うのですが、それでも勝ち上がるということでお母さんのグランデアモーレの能力が高いのでしょうね。これは妹のグランデアモーレ20にも期待です。

更にラスールがルメールに次のグランアレグリアと言わせる勝ちっぷりで勝利。こちらは父キタサンブラック 母サマーハですのでモルジアナ20の叔母になります。この母サマーハも非常に優秀ですねシャケトラはマンハッタンカフェ、モルジアナはDubawi、ザクイーンはヴィクトワールピサ、シハーブはゴールドアリュールですからいろんな種牡馬との組み合わせで産駒が活躍しています。モルジアナ20はダイワメジャー産駒の半姉コラリンも既に2歳OPを勝利していますから芝のマイルくらいから始動して2歳戦を賑わせて欲しいですね。

*写真の掲載についてはシルクホースクラブより許可を得ています。

日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です