先週の気になる馬【3/18-19】

  • 2023年3月19日
  • 競馬

おはようございます。

先週はストライキが決行された中での開催で、ちょっと澱んだ雰囲気がありました。天気も悪かったので尚更ですね。

フラワーカップ 中山 芝1,800m

勝ったのはM.デムーロ騎手騎乗の2番人気エミュー(牝3・和田正一郎)でした。不良馬場の中、大外から豪快に脚を伸ばして、見事に差し切り勝ちを決めました。414kgと小柄な馬なのにタフな不良馬場をよく克服しました。メンバー唯一の2勝馬でしたので、ここは力を見せつけた形になります。

父ハービンジャーで母父スペシャルウィークの組み合わせはディアドラと同じですね。生産はノースヒルズ。ノースヒルズの生産馬のJRA重賞制覇は昨年のカペラSのリメイク以来です。ハービンジャー産駒は今年JRA重賞3勝目と好調です。

今年のクラシック戦線はレベルが高く、賞金を積み上げないとクラシックに出走できないレベルです。まぁ賞金を持っている馬がトライアルを使わなくなってきているのも理由としてあるでしょうが、トライアルで権利を得た馬が元々賞金を持っていなかったのでそういったことに。本馬は3勝目+重賞勝ちでこの後は余裕を持って使えそうです。

ファルコンステークス 中京 芝1,400m

勝ったのは幸騎手騎乗の8番人気タマモブラックタイ(牡3・角田)でした。こちらも重馬場で行われましたが、内をうまく通った2頭の叩き合いでしたが最内を通った本馬が勝利しました。これで通算3勝目になります。

新種牡馬でもある父デクラレーションオブウォーにとっても産駒重賞初制覇です。あれ?と思いましたが、トップナイフは2着が3回で勝って無かったんですね。タマモの馬も久々の重賞勝利。2018年にタマモプラネットが京都JSを制していますが、平地だと2013年のきさらぎ賞のタマモベストプレイまで10年遡らなければなりません。

過去の2勝は1,200。今回は1,400mを勝ちましたが内を上手く抜けた印象なので、マイルがどうか?NHKマイルより葵Sに向かう感じでしょうか?

スプリングステークス 中山 芝1,800m

勝ったのは横山武騎手騎乗の2番人気ベラジオオペラ(牡3・上村)でした。中団待機から直線は馬場が良い外を回しての差し切り勝ちでした。これで3戦3勝で重賞初制覇。上村厩舎も開業以来初の重賞制覇となりました。

父はロードカナロアで母父はハービンジャーという血統。配合次第ではクラシックを狙える産駒も出るロードカナロアですが、この馬は距離も持ちそうですし、何と言っても母系はアイドリームドアドリームに繋がります。エアメサイアやエアシャカールといったG1ホースも出ている血統。活躍しているのは「エア」でお馴染みのラッキーフィールドが所有している馬が基本なんですが、この馬は昨年の千葉サラブレッドセールで取引された馬。本馬の兄弟は全てセールに出されているので母の所有はラッキーフィールドは手放しているんですかね?カナロア産駒は今年の重賞初制覇です。

本命が不在の牡馬クラシック路線ですから、一気に皐月賞1番人気候補が誕生かも?

阪神大賞典 阪神 芝3,000m

勝ったのはルメール騎手騎乗の2番人気ジャスティンパレス(牡4・杉山晴)でした。同一重賞3連覇を狙うディープボンド、菊花賞、有馬記念2着のボルドグフーシュと3強状態の人気でしたが、最後は1頭突き抜けての勝利で、本馬に弾みをつけました。これで昨年の神戸新聞杯に続く重賞2勝目となりました。

血統については⏬

菊花賞は0.1秒差の3着でしたが、春の天皇賞では雪辱なるか?

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