先週の気になる馬【4/8-9】

  • 2023年4月9日
  • 競馬

先週は桜花賞🌸が阪神競馬場で開催されました。今年は牝馬路線は賞金を持っている馬が多くて出走するのも大変でしたが、牝馬のレベルが高いのでしょうか?

ニュージーランドトロフィー 中山 芝1,600m

勝ったのはM.デムーロ騎手騎乗の2番人気エエヤン(牡3/伊藤大)でした。3番手から逃げるドルチェモアを追いかける展開になりましたが、最後は力強く抜け出しての快勝でした。前に行った組が潰れる中で本馬だけが上位に残りましたから強かったですね。

父シルバーステート 母シルクヴィーナス(母父ティンバーカントリー)という血統。半兄に京成杯の勝ち馬であるプレイアンドリアルがいる血統です。母はシルクの所属でしたが、年代的にノーザン提携前の旧シルクの馬で未出走引退。父シルバーステートにとっては産駒2頭目の重賞制覇となりました。良血という感じではありませんが、セレクションセールで4,510万円と高額で落札されています。

これで中山芝1,600mで3連勝。デビュー2戦は長い距離を使い、そこから距離短縮で結果を残していますが、連勝スタートの1/15の3歳未勝利で1番人気2着だったのがレッドシュヴェルト(牡2/尾関)です。ということはこちらも未勝利にいるような馬では無いはず…

阪神牝馬ステークス 阪神 芝1,600m

勝ったのは浜中騎手騎乗の6番人気サウンドビバーチェ(牝4/高柳大)でした。2番手追走から抜け出して重賞初制覇、そしてVMへの優先出走権を獲得しました。昨年はチューリップ賞4着で桜花賞は出走できず、オークスは競走除外、紫苑Sは2着と頑張っていたのですが不運もありました。前走の大敗で人気を落としていたのかもしれませんが本来の実力を示したと言えるのでは無いでしょうか?

父ドゥラメンテ 母スクービドゥー(母父Johan Cruyff)という血統。母はドイツ生産の馬で重賞を勝っています。本馬の兄弟では半姉のプリンセスムーンが短距離で6勝、メイショウメイゲツが芝1,400m-マイル路線で4勝を挙げています。母の産駒はメイショウの松本オーナーの持ち馬になっている馬が多いですね。

生産の三嶋牧場さんは今年高松宮記念も制していますし、生産者リーディング3位と好調です。これは高松宮記念の賞金の部分が大きいですが、今年は既に重賞3勝。勝ち星も4位ですから好調なのは間違い無いですね。

桜花賞 阪神 芝1,600m

勝ったのは川田騎手騎乗の圧倒的1番人気リバティアイランド(牝3/中内田)でした。まるでハープスターを見ているかのような直線だけのごぼう抜きで粘るコナコーストとペリファーニアを捉えて阪神JFからのG1連勝となりました。これでドゥラメンテ産駒も川田騎手も桜花賞連覇。中内田調教師はクラシック初制覇🏆となりました。

父ドゥラメンテ 母ヤンキーローズ(母父All American)という血統。母は豪州産でG1を2勝しています。ドゥラメンテ産駒の大物は欧州系🇪🇺の母系からタイトルホルダー、スターズオンアースが出て、アルゼンチン系🇦🇷の母系からドゥラエレーデが出て、豪州系🇦🇺から本馬が出ています。米国系🇺🇸との組み合わせでは重賞クラスは出ていますがG1を勝つ馬は出ていません。時間の問題かもしれませんが2022年産がラストクロップ。敢えて大物がまだ出ていない米国系を狙うか、定石通りの欧州系か…今年は人気になるでしょうし、産駒も高額でしょうがドゥラメンテ産駒の募集馬も気になりますね。

さて本馬はこれで4戦3勝。母系が豪州系ということで距離がどうなのか気になりますが、この感じだと2冠有力でしょうね。

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