次のタイトルホルダーを探せ👀

  • 2021年10月26日
  • 競馬

おはようございます。

タイトルホルダーが菊花賞を制し、ドゥラメンテには欧州型繁殖牝馬が合うのでは?という説がかなり現実味をおびてきた訳ですが、他にそういう配合の馬はいないのか、ちょっと探してみました。

まず気になったのがアタブ20

こちらは三嶋牧場さんの生産馬です。

母父がGalileo直系の種牡馬であるNew Approachでバリバリの欧州系。母母父はStorm Catですが、4代母には名牝ミエスクの名前があります。つまり曽祖母East of the Moonと父系の曽祖父Kingmamboは兄妹の関係となりミエスクの4×4のクロスが発生しています。曽祖母のEast of the Moonも優秀な競走成績を残していた仏1000ギニー、仏オークスの2冠とジャックルマロワ賞を制しています。近親にはAlpha CentauriやAlpine Star、Study of Manなどの欧州活躍馬がいます。そしてさらに広げて見てみるとラヴズオンリーミーから派生する日本で活躍する馬たちもいます。

続いて昨年のセレクトセール取引馬でダノックスさんに落札されたノーザンファームさん生産のクイーンビーⅡ 20です。

セレクトで1億5950万円で落札された高額馬ですから期待は相当されているんだと思いますが、母はフランスの重賞勝ち馬で本馬の姉のロジアイリッシュ、アップリバーは中央で勝ち上がっています。母父がLe Havreですが、Le Havreは日本でも結果を残している欧州種牡馬と言えるのではないでしょうか?産駒として日本ではプールヴィルがFRを勝利していますし、シャドウノエルがOPまで勝ち上がりました。出走が8頭しかいない中での成績でOP馬2頭ですから良い成績だと思います。そして海外ではラクレソニエール、アヴニールセルタンという2頭の仏オークス馬を輩出し、その産駒は日本で走っています。アヴニールセルタンの産駒のデゼル、オヌールの姉妹が活躍していますし、同じく母父Le Havreのセリフォスが今年の新潟2歳Sを制覇しています。

最後は笠松牧場さんの生産馬スターズアイランド20です。この馬は狂気とも言えるクロスを持っています。

母父Sea the Starsで母母父Galileoという半兄弟を組み合わせています。つまりこのスターズアイランド20はアーバンシーの3×4のクロスを母系に持っています。欧州競馬界で最高であろうアーバンシーの血脈を母系だけで2本取り入れるというのは何とも斬新❗️母系の活躍馬にはTeofiloそして来年から社台SSで種牡馬生活が始まるポエティックフレアの名前もあります。そしてこの馬の兄弟も活躍していて半姉テオレーマは交流重賞マリーンCを制していますし、半兄ハーモニーマゼランは現在3勝クラスで戦っており、どちらもマイル前後での活躍が目立ちます。兄弟はジャスタウェイ、ダイワメジャーの産駒ということもあるのでしょうが、もしかするとこの馬も血統表とは裏腹にマイル前後で活躍してくれるかもしれませんね。

面白そうな馬が今回も見つかりました🔭こうやってしっかり調べないとなかなかこういう馬に注目することは無いですからね。ドゥラメンテが面白いのはノーザン/社台のバックアップがあったのに産駒初のG1制覇が非社台系の岡田スタッドだったということです。ということはここに記載の非社台系牧場の馬からも大物が出るチャンスは大いにあると思います。デビューは来年以降の産駒をピックアップしましたが、今から待ち遠しいですね。

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