おはようございます。
先週スノーグレース(牝3・中館)を勝利に導いてくれた津村騎手ですが、その勝利以外にも活躍してくれていました❗️
というのも同日の2勝Cを勝ったカーディナル(牡4・林徹)の更新を見てみると…
- 22/1/26 林厩舎 26日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒8-53秒5-38秒1-11秒8)。「先々週、先週と坂路で我慢を覚えさせる追い切りを課してきましたので、成果を確認する意味でも今週はコース追いを行ってみました。ただ、上手くいかない可能性も正直考えられましたので、その場合、今後の参考になるよう追い切りの鞍上には、折り合いをつけることはもちろんのこと、馬乗りがとても上手な津村ジョッキーにお願いをしたんです。その結果ですが…かなり力んでしまいました。準備運動を行うダートコースでのキャンターでは“引っ掛かるの?”と思わせるくらいゆったりと走れますが、いざ追い切りとなり、5ハロンあたりからペースが上がっていくと力みが増していって、かなり苦労させるような走りになっていたんです。普段のテンションがどうこうということではなく、速いところへ行くとムキになりすぎて前進気勢が強く出すぎてしまう状況ですね…。津村ジョッキーからは、調教の形などアプローチの仕方をアドバイスしてもらえましたが、今回のレースへ向かうにあたって前回までの課題を完全に克服したというところまでに至れていません。体に関しては少し増えそうですけれど、成長分もあると思えますし、しっかりと動けているので問題ないだろうと捉えています。今回の鞍上はルメールジョッキーにお願いしました。折り合いをつけるという点でも彼は長けていますから、何とかいい走りを見せてもらえたらと思っています」(林師)30日の東京競馬(4歳上2勝クラス・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。
- 22/1/30 林厩舎 30日の東京競馬ではまずまずのスタートを切り、まわりの馬の動きを見たうえで途中から先頭に立つ。そのまま直線へ向かって満を持して追い出すと後続を突き放して優勝。「このような結果を出すことができてホッとしました。会員の皆様おめでとうございました。正直、ハナに立つ競馬をしたことで今後行きたがる気持ちが増してしまうのではないかという心配な気持ちを抱いてしまったのですが、ルメールジョッキーに話を聞くと、“ストライド、スピードの違いで先頭に立っただけで、ペースが違えば抑えることもできたと思いますよ”と言っていました。前に馬を置くとムキになりがちなので実際どうかはその場にならないとわからないのですが、今日は返し馬の段階から穏やかだったんです。引っ張って内ラチまで連れて行ったのですが大人しく、放してからも勝手にドンっと出てしまうこともありませんでした。おろし掛けに少しだけグンッとは来ましたけれど、止め際もゲート裏も穏やかなポイントがあり、精神状態が良かったのは確かですから、今日はその影響で落ち着いてレースができたのかもしれませんし、ジョッキーが言うようにペース次第では違った競馬もできていたのかもしれませんね。課題を修正するために何とかしなければと思っていましたが、ジョッキーから、あまり詰め込みすぎないほうがいいかもしれないという言葉ももらいましたし、津村ジョッキーからも我慢我慢と求めすぎるよりも、例えば単走の形でリズムに重きを置いた稽古をしてみてもいいのではないかというアドバイスももらっていたものですから、彼らの言葉を参考にしつつ、また中間見てもらっている天栄さんとも相談しながら少しでもいい走りをさせていけるように持っていければと思っています。課題を克服したとは言えないものの、不安を抱えつつも試行錯誤してきたことがこのように報われたことで担当者もすごく喜んでいましたし、我々にとっても励みになります。これからもいい走りをさせてあげられるよう厩舎一丸で取り組んでまいりますので今後とも応援のほどよろしくお願いいたします」(林師)最近は折り合い面に苦労するシーンが目立ち、中間の育成場ならびにトレセンでの調教では苦労しながら対応してきました。正直、課題を解消したとは言えない状況の中で臨んだ一戦だったのですが、ハナに立たせたことで力みが軽減されたか、消耗が少なく済み、直線では圧巻の走りを見せてくれました。力を発揮できればこのクラスでは上位と信じて疑わなかったのでホッとはしていますが、やはり課題が改善されたわけではないだけに、圧勝に気を緩めず、今後も大変な戦いが待っているかもしれませんがぜひ乗り越えていってくれたらと願っています。この後はこれまで同様にケアの期間を設けることを考えていますが、まずはレース後の状態をよく見ていきます。
レースの鞍上はルメール騎手でしたが、カーディナルへのアプローチの方法、調教方法をアドバイスしてくれていました。
今回愛馬に初めて乗ってくれた津村騎手ですが、いきなり2勝分の活躍をしてくれたと言って良いのでは無いでしょうか?(もちろんルメール騎手の力もあってのことなのでそこにも感謝ですが)
今年はスノーグレースで勝利するまで未勝利という状況でした↓ netkeiba.comより
毎年リーディングは30位付近で30-40勝ですから決して上位の騎手ではありませんが、裏でこのようにアドバイスをもらっている調教師の先生もいるのでしょうか?そう考えると厩舎サイドからの信頼も厚いでしょうし、上位騎手が乗れない時にはいい馬も回ってくるでしょうね。
今後スノーグレースとコンビを組み続けるのかはわかりませんが、個人的には勝たせてくれたこともありますし、コンビ継続して欲しいですね✨
*コメント及び写真についてはキャロットクラブ、シルクホースクラブより許可を得ています。