【3歳未勝利戦終了】各クラブ2021年産の成績【勝ち上がり上位は?】

3歳未勝利戦が9/1で終了したことで21年産の現3歳世代は一区切り。ここで各クラブの結果を見てみたいと思います。賞金等は9/1の競馬が終了した時点の成績になります。

【サンデーレーシング】

募集頭数 91

平均獲得賞金 2,455万円

勝ち上がり率 52.7%

代表所属馬 アスコリピチェーノ(阪神JF)、チェルヴィニア(オークス)、レガレイラ(ホープフルS)

さすがは本家という成績で、牝馬3頭がG1を制覇。それ以外にも重賞勝ち馬が2頭出ているのと、9月頭の時点で3勝クラスに属している馬が8頭。5,000万円以上の獲得賞金を持っている馬が9頭と、この辺りを見てもレベルの高い産駒が多いことが伺えます。

【社台レースホース】

募集頭数 84

平均獲得賞金 1,814万円

勝ち上がり率 54.8%

代表所属馬 ジャンタルマンタル(朝日杯FSNHKマイルC)、イーグルノワール(兵庫JGP)、イフェイオン(フェアリーS)

募集頭数の違いはあるので勝ち上がり率は誤差の範囲ですが、サンデーR以上の勝ち上がり率。そして世代で唯一2つのG1を制しているジャンタルマンタルが出ました。サンデーが牡馬が伸びなかったのに対して社台は牡馬優勢の結果に。

キャロットクラブ

募集頭数 93

平均獲得賞金 1,652万円

勝ち上がり率 52.7%

代表所属馬 シックスペンス(スプリングS)、シュトラウス(東スポ杯2歳S)、ヘデントール(OPクラス)

勝ち上がり率が50%を超えているのはさすがです。ただ大物と言えるような産駒はこの世代からは現状出ていません。獲得賞金5,000万円以上は合計4頭。クラシックで活躍した馬が出なかったのもちょっと残念。そして全体的に牝馬の活躍馬が少なかったですね。ただヘデントール、ジオセントリックなんかは秋以降非常に楽しみです。

【シルクホースクラブ】

募集頭数 88

平均獲得賞金 1,556万円

勝ち上がり率 48.9%

代表所属馬 アマンテビアンコ(羽田盃)、アーバンシック(皐月賞4着)、ミアネーロ(フラワーC)

シルクは奇数年生まれの産駒が活躍する傾向がありますが、21年産もG1ホースが誕生。勝ち上がり率は9/1時点では50%に達しませんでしたが、格上挑戦で勝利した馬も出ましたし、地方転出の馬もいるので合計すれば50%は超えるでしょうね。獲得賞金5,000万円以上は4頭。

ここまでがBIG4の成績。だいたい勝ち上がり率は50%付近ですし、重賞馬だけでなくG1ホースも輩出しています。中でもサンデーは3頭がG1ホースになり、社台はG1を2勝している馬が出るなど40口はさすがですね。

【G1レーシング】

募集頭数 62

平均獲得賞金 1,237万円

勝ち上がり率 29.0%

代表所属馬 シュバルツクーゲル(OPクラス)、ゴンバデカーブース(サウジアラビアRC)

40口クラブでも苦戦を強いられているのがG1。勝ち上がり率が30%にも満たないというのも厳しい。5,000万円以上を獲得したのは3頭。シュバルツクーゲルが東スポ杯2着で古馬混合の3勝クラスを勝ち上がっていてOPクラスに上がっているのは楽しみ。一応ゴンバデカーブースも重賞を勝利しましたし、そういう意味では面目を保ちましたがアベレージが低いですね。

P.S. 9/7にクリスマスパレードが紫苑Sを勝利して重賞馬になりました✨

【ロードサラブレッドクラブ】

募集頭数 34

平均獲得賞金 1,633万円

勝ち上がり率 50.0%

代表所属馬 クランフォード(OPクラス)、ロードフォアエース(3勝クラス)

社台系では無いものの勝ち上がり率50%を達成したロード。重賞勝ち馬は出ていませんがクランフォードは古馬混合で3勝クラスを勝利して今後も楽しみ。獲得賞金5,000万円以上は上記の2頭のみですが平均の獲得賞金はシルク、キャロットに匹敵。この辺は募集頭数の兼ね合いもありますが、ここ2世代ロードは挽回中です。

ラフィアン

募集頭数 45

平均獲得賞金 1,406万円

勝ち上がり率 31.1%

代表所属馬 コラソンビート(京王杯2歳S)、マイネルティグレ(3勝C)

コラソンビートが早くから活躍しましたが、その後が続きませんでした。勝ち上がり率はなんとか30%を超えましたが近2年は40%を超えていたので成績を落とす結果に。獲得賞金5,000万円以上は上述の2頭のみ。ただコラソンビートは募集価格1,100万円と考えると回収率は恐ろしい。

ウインレーシング

募集頭数 31

平均獲得賞金 1,180万円

勝ち上がり率 32.3%

代表所属馬 ウインマクシマム(2勝C)、ウインアクトゥール(2勝C)

岡田系で袂を分かち合ったウインは3勝馬が0という厳しい結果に。まぁウインの馬が早くから活躍するイメージはあまり無いのでこれからだとは思いますが、3歳9月までで区切るとなかなか厳しいクラブですね。ただデビュー率は100%で全馬がデビューしています。

【ノルマンディーオーナーズクラブ】

募集頭数 59

平均獲得賞金 1,050万円

勝ち上がり率 33.9%

代表所属馬 ノーブルロジャー(シンザン記念)、レアグリフォン(3勝C)

岡田系はどこもだいたい30%くらいの勝ち上がり率。平均獲得賞金も少なめ。ただノルマンはノーブルロジャーがシンザン記念を勝ち、毎日杯も2着で獲得賞金7,000万円超え。獲得賞金5,000万円以上は本馬のみでしたが、募集価格なども考えるとウインよりは良かったですね。

続いては新興の2クラブ

【インゼルサラブレッドクラブ】

募集頭数 20

平均獲得賞金 1,177万円

勝ち上がり率 45%

代表所属馬 ゴールドサーベル(2勝C)

勝ち上がり率はなかなか優秀。ただ募集価格も高額なインゼルだということを加味すると決して良いとは言えません。そして活躍馬が少ないのも現実。2勝馬1頭は値段を考えると非常に寂しいですね。

【DMMバヌーシー】

募集頭数 17

平均獲得賞金 1,407万円

勝ち上がり率 52.9%

代表所属馬 レイデラルース(2勝C)

勝ち上がり率はBIG4に匹敵する値を叩き出しているのは凄いですね。まぁ平均の募集価格もBIG4に匹敵するくらいなので当然かもしれませんが。そう考えると活躍馬は少なく、5,000万円以上を獲得した馬はなし。大物は出ていないのが難点ですがこの頭数で2勝馬3頭は十分評価できるかもしれません。

最後に紹介するのは東サラです⬇️

【東京サラブレッドクラブ】

募集頭数 51

平均獲得賞金 1,035万円

勝ち上がり率 35.3%

代表所属馬 ルージュスエルテ(2勝C)

現4歳世代がメモ当てられない成績だった東サラですが、この3歳世代も獲得賞金の平均は岡田系より低い状況。ノーザン、社台の馬を仕入れていてこの成績は厳しい…

ちなみに4歳世代の平均獲得賞金が1,167万円と約1年現役期間が長いのにほぼ変わらないということで4歳世代のヤバさが伝わるかと思いますが、3歳世代も最終週に2頭勝ち上がってくれてなんとかなりましたが、それが無かったら同じくらいヤバい世代でしたね。

個人的にはその中でも4歳世代でレッドシュヴェルトを持てているのはラッキー✨ただそれ以降出資はやめていますが。

今回全てのクラブの結果は紹介しませんし、それぞれ加入している方々もいるので個別のことをどうこう言うつもりはありませんが、やっぱりBIG4クラブがこう見ると魅力的に見えますね。もちろん人気馬を獲れなかったりとジレンマはあるかもしれませんが、シルク、キャロットは抽優/最優先で1頭は好きな馬をほぼ平等に獲れるチャンスがある訳ですからね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です