現地11/1に行われるBCジュベナイルフィリーズに出走するアメリカンビキニ(牝2/斉藤崇)ですが、現地でもBCジュベナイルフィリーズの前哨戦が開催されたのでまずはその振り返り。
10/4に開催されたアルシバイアディーズステークス(キーンランド ダ1,710m)はIMMERSIVEが勝利。先行して、早め先頭に立つと最後まで粘り切っての勝利。これでデビューから無傷の3連勝となりました。ゴドルフィンの所有馬で父はBCジュベナイルと翌年のケンタッキーダービーを制したNyquistになります。
10/5にフリゼットステークス(アケダクト ダ1,609m)はSCOTTISH LASSIEが勝利。こちらも早め先頭に立つと、後は後続を全く寄せ付けず勝利。9月のデビュー戦は3着でしたが、初勝利がG1制覇。しかも力が違うような印象を残しました。父はダート1,400m-1,800mで活躍したMcKinzieです。
直近の前哨戦はこの2つでしたが、SCOTTISH LASSIEは特に強い印象を受けました。これは強力なライバルになりそうです。
それ以外にもデルマーデピュタントステークスを制したTENMAは木村和士騎手騎乗。こちらもNyquist産駒で3戦2勝。デルマーデピュタントステークスでは2着馬とのデットヒートを制してG1制覇となりましたが、直近のG2オークリーフSではかなり離された3着。勝ったNON COMPLIANTがかなり強い競馬をした印象。G2の勝利ですが本番に出走してきたらなかなか手強そうです。
ちなみに各種ブックメーカーのオッズを見てみるとアメリカンビキニは5倍〜6倍となかなかの人気を集めている様子。生まれは日本ですが、父はアメリカでは産駒がなかなか活躍していないもののトリプルクラウンを達成したアメリカンファラオですし、半姉パリスライツはCCAオークスの勝ち馬ですから、アメリカから見れば逆輸入の外敵。血統的な裏付けもあり、レコード勝ち2度のスピードも評価されてのことでしょうね。
ちなみに現状の1、2番人気は上述の直近の前哨戦の勝ち馬2頭で、IMMERSIVEの方が人気を集めているようです。やはり3戦3勝というのも大きいのかもしれませんね。
本番は2週間後になりますが、まずは無事に現地まで辿り着いて、しっかりと輸送をこなしてレースに使える状態に仕上げてもらわなければなりません。今日他の馬たちと共に成田から出国予定です。
鞍上はシルク公式からライアン・ムーア騎手に依頼をしているということが発表になりました!
“X”では情報筋からC・デムーロ騎手という情報が流れていましたが、おそらくオブライエン厩舎の所属馬がこのレースには出走しないということで依頼をしているということで、本来はクリスチャンだったのでは無いでしょうか?いずれにしても欧州の騎手なのでダート競馬でどうか?というところはありますが、世界のトップジョッキーなのは間違いないので期待度がさらにUPしています✨