キャロットクラブ2024年1歳馬募集上位評価馬TOP10【4位T〜1位】

本日はキャロットの23年産募集馬で個人的評価上位TOP10の中でも最上位ランクの馬たちをご紹介したいと思います。ちなみに21年産の時は1位がシックスペンスでした。

4位タイ 56.シンハライトの23

父エピファネイア 斉藤崇厩舎 募集価格8,000万円

評価:母はオークス馬でキャロットお馴染みのシンハリーズ系。牝馬が走る血統で、この馬が牝馬の中では確かに1番雰囲気を持っていました。しかも厩舎が斉藤崇厩舎ということでリーディング上位かつクラブとも相性の良い厩舎です。募集段階では半兄セブンサミットは2勝Cでしたが9/7に2勝クラスを勝利。同じロベルト系の種牡馬の産駒で期待度もさらにUPしました。大人気で×1でも確率が高くないということと、個人的には右前の造りが怖く見えて回避。この血統は脚元との戦いですからね。そして母になってもエピファ、ディープが入っていると考えると何を付けるのが正解なのか?キンカメ系はOKですがサンデーが入っていないのが条件でしょうし、あとは全く異形の種牡馬をつけるしかなさそう。これはリスグラシューも同様かもしれませんが、こちらは母父ディープでさらに選択肢が絞られてしまいます。あとは最終的に好みの問題ですが、個人的にはシンハライトよりもリスグラシューが好きだったのでどちらかを選べと言われたら、こちらよりリスグラシューを選んだでしょうね。ただサラブレッドとしての能力だけなら今回の牝馬の中では1番高そうです。

4位タイ 18.ルージュバックの23

父レイデオロ 大竹厩舎 募集価格6,000万円

評価:母はG1には手が届かなかったものの非根幹距離の重賞戦線で活躍。祖母ジンジャーパンチはアメリカの名牝で叔父のポタジェがG1ホース。サイズも問題なく、なんと言っても胸囲が180cmを超えていて、体高もあるので中距離路線で心肺機能の高さも活かして活躍してくれそう。父レイデオロと母父マンハッタンカフェは不振の父の中ではニックス的な配合。母が所属した厩舎に牡馬産駒が入るというのは成功パターンではあります。ただ正直大物なのか?と言われると何とも言えない感じで、東京2,000mや2,400というよりは中山の1,800mや2,200mと小回り向きに出そうなイメージ。

4位タイ 15.シーリアの23

父ドレフォン 木村哲厩舎 募集価格4,400万円

評価:父ドレフォンはこの世代注目の種牡馬で良血繁殖との組み合わせが多く、この馬も母自身の成績というよりも祖母シーザリオということで期待の1頭。しかもリアルスティール産駒の半兄がデビュー勝ちと母としてのポテンシャルも高そう。ドレフォン×キンカメはジオグリフと同様なんですが、本馬は繋が立ち気味でダートの方が明かに向いている様子。馬体重も500kgを超えて来そうなのでキレというよりはパワータイプな印象。人気が無ければ候補だったのですが×0では厳しそうなので撤退。ただアワブラ入りもほぼ確実でしょうし、魅力的な1頭。

2位タイ🥈 85.プルメリアスターの23

父ハービンジャー 池添厩舎 募集価格5,000万円

評価:母はリリサイドの牝系でリスグラシューの半姉に当たります。ただこちらはより異系色の強いゼンノロブロイの血が入るので主流の種牡馬との種付けでも面白そう。繁殖としての母の成績も優秀でココクレーター、ジオセントリックと複数勝利。サイズも適度なサイズ感で良さそうなのですが、厩舎で嫌われていたのかものすごい人気という訳ではなく×0でも結構チャンスがありそうでしたが、私自身は牝馬を中心に考えていたのでスルー。ただ上位評価の牡馬の中ではラドラーダの次には欲しかった一頭。

2位タイ🥈 77.マルケッサの23

父シルバーステート 松永幹厩舎 募集価格5,000万円

評価:祖母マルペンサはアルゼンチンのG1ホースでサトノダイヤモンド、リナーテを輩出。母マルケッサはオルフェーヴル産駒で未勝利ながらもドゥラメンテとの間にホープフルS勝ちのドゥラエレーデが誕生。半姉バロネッサも勝利と繁殖としての能力は祖母同様高い。しかも祖母がディープインパクト好相性だったことを考えるとシルステも合いそうだが、父がいかんせんパンチ力が無い印象。この世代はノーザンも意識的に種付けしていますが、シルクも含めてどうもパッとしませんでした。また脚元が不安な父で管囲19cmとなるとちょっと不安。もちろんサイズはそんなに大きく無いので過度な心配はいらないと思いますが、中型ぐらいにはなりそうなのでちょっと管囲と馬体重のバランスが悪い印象。母系を考えるとアワブラ入りもありそうですが、いかんせんディープ系が付けられているのでそこまで価値は高くないかもしれません。

1位🥇 35.リラヴァティの23

父リオンディーズ 田中博厩舎 募集価格5,000万円

評価:総合評価で1位になったのは本馬でした。シンハリーズ系の本馬の母リラヴァティはG3マーメイドS勝ち。叔母にオークス馬シンハライトなどがいる血統。半姉のストゥーティは初仔の牝馬ながら3勝。同じキンカメ系のロードカナロアを父に持つワールズエンドもデビュー4戦2勝2着1回。すぐにでも上のクラスに行けそうな力を示しています。本馬は父がリオンディーズに変わりましたが、管囲が若干細いものの中型サイズの馬体で良い感じで出ました。一般でも可能性があるかな?とは思ったのですが、申し込みはしませんでした。なぜか?それは大物感を感じなかったから。リオンディーズ×ゼンノロブロイの配合のイメージどうしても大舞台という感じはしません。もちろんもしかしたらテーローロイヤルのような馬が出る可能性もありますが、広いコースの中距離よりは小回り向きで上手く立ち回る方が向きそうな印象。今回の私のテーマがホームラン系の馬だったのとキャロットは牝馬優先だったのでこの馬には申し込みませんでしたが、例年だったら一般でもワンチャンありそうですから申し込んでいたでしょうね。

これでキャロット編の1歳馬上位評価馬の発表は終了です!個人的に思ったのはキャロットは血の多様性を最近失ってしまっているのではないかという点ですね。アワブラがあるので仕方がないと思うのですが似たような母の馬が多く集まっていて、つける種牡馬も大体一緒。活躍馬が少ない牝系のアワブラ牝馬は外に出していく必要もあるのかなと。その代わりに外国産の新しい牝馬をアワブラとして迎え入れる。そうしないとコントレイルなどのディープ系を付けられる繁殖牝馬が明らかに少なくなっていきますからね。

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