キャロット&シルクのナダル初年度産駒がハイアベレージで勝ち上がり

現2歳世代が初年度産駒の新種牡馬ナダル。社台SSに繋養されている種牡馬でもあるので、もちろん注目されていましたが、1番はサートゥルナーリアで多くの一口馬主をやっている人もこの世代ならまずはサートゥルナーリアを抑えておきたいという考えの方が多かったのでは無いでしょうか?時点でアドマイヤマーズかな?実際サートゥルナーリア、アドマイヤマーズも産駒は順調に勝ち上がっていますが、期待以上に結果を残しているのはナダルだと思います。

ここまでの産駒の勝ち上がり頭数は17と20のサートゥルナーリアにも迫る勢いでAEIはサートゥルナーリア、アドマイヤマーズ以上の成績を残しており、種牡馬としてのポテンシャルの高さを見せつけています。

中でもノーザン系のクラブでの活躍は目立ち、特にキャロットとシルクの馬の活躍は群を抜いています。なんせ中央17頭の勝ち上がりのうち、シルクが4頭、キャロットが4頭とこの2クラブだけで8頭が勝ち上がっています。

シルクはこの世代通常募集で5頭、追加募集で1頭のナダル産駒が募集されて4頭の勝ち上がりと75%が既に勝利を挙げていることになります。通常募集の際にはクレーキング(クインアマランサスの22)は抽優を使うことも考慮しましたが断念。プロミストジーン(プロミストリープの22)は申し込みをしてハズレ。芝でもいけると踏んでいて実際に出資したポートデラメール(ジュベルアリの22)は芝1,200mのデビュー戦を勝利。大型馬ということを懸念していたヴィリアート(メリーウィドウの22)は536kgでデビューしてデビュー勝ち。通常募集の馬は4/5勝ち上がりですから、昨年のキャロットのニューイヤーズデイ産駒みたいです。しかもクレーキングは出資馬アメリカンビキニに敗れましたがヤマボウシ賞でも好走。上のクラスでも通用しそうなのは間違い無いですね。11/9のオキザリス賞ではプロミストジーンが牡馬相手に勝利して2戦2勝としました。

キャロットはこの世代通常募集で中央で6頭と地方で1頭のナダル産駒が募集されて中央は4頭の勝ち上がりでこちらも75%の勝ち上がり。ちなみに地方でデビューした1頭ホーリーグレイル(ホーリーエンジェルの22)も川崎で3戦目に勝ち上がっています。キャロットのすごいのは他牧場生産馬が勝ち上がっていること。カロローザ(エスティタートの22)ステイクオール(ボールドアテンプトの22)は白老ファームの生産ですが、クァンタムウェーヴ(クァンタムミスの22)は田端牧場、バギーウィップ(トーコーユズキの22)は辻牧場の生産馬でセール購入馬。キャロットの他牧場生産馬の募集は本当に今熱いですね✨この中だとカロローザは最優先を迷った馬で、一般では申し込むもハズレ。当時の募集馬検討シートを見返すと「トモは成長待ち、芝でいけるはず」と書かれていましたが、しっかりと2戦目の未勝利戦を芝で勝ち上がっています。

プラタナス賞を制したメルキオル(牡2/松永幹)はデビュー2戦は芝を使われて11着、5着でしたが、ダート替わりの一戦で2.3秒差の楽勝。そしてプラタナス賞も連勝で4戦2勝。暮れの大きいところを狙ってくるのか楽しみですが、早く父に重賞初勝利をプレゼントしてあげて欲しいですね。クァンタムウェーヴ(クァンタムミスの22)は2戦2勝でもちの木賞を制覇。こちらも大きいところを狙えそうな素質馬です。

ここまでの傾向だとナダル産駒はダート色の方が強いですが、新馬/未勝利クラスなら芝でもやれる馬もいるといった感じで大舞台での活躍を考えるなら牡馬のダート寄りに出そうな配合で大きな馬を狙った方が良さそう。牝馬は出資しているポートデラメールもそうですが下級条件なら通用してもオープン以上となると厳しくなるのと、徐々にダート寄りになってくる印象。一発を狙うならダートでキャロットなどでアワブラ入りまで考えるなら牝馬でも面白いという感じでしょうね。

そして今1番の注目はキーファーズ所属のフェデラー(牡2/石橋)でしょうね🎾もちろんテニスプレイヤーのナダルから連想してライバルのロジャー・フェデラーということだと思いますが、こういう馬が血統表に残り続けたら相当面白いですね。歴代テニスプレーヤーの名前が連なりそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です