キャロット募集予定馬 新種牡馬産駒【サートゥルナーリア/アドマイヤマーズ/シスキン】

今回もキャロットの募集予定馬リストに載っていた馬から新種牡馬の産駒をピックアップ。今回は芝向きの4頭の産駒をご紹介。サートゥルナーリア、アドマイヤマーズ、シスキン、ミスターメロディの産駒です。

まずサートゥルナーリアの産駒。サートゥルナーリアは今年募集の新種牡馬の中では1番の注目。エピファネイア、リオンディーズの弟になりますが、兄たちも種牡馬として一定の地位を確立していますので、期待度も高いのでは無いでしょうか?今回は5頭がラインナップされています。

ファナティックの22(母父ジャスタウェイ) 母優

母は6戦1勝。1勝クラスでも2着が3回ありましたが2勝目は挙げられませんでした。祖母がグレイトフィーヴァーということでキャロットの白老F産では毎回リストに上がってくる血統。この血統の特徴は堅実に勝ち上がるものの大きいところには手が届かないというところです。

ハープスターの22(母父ディープインパクト) 母優

母ハープスターは桜花賞馬。曽祖母が2冠牝馬ベガにあたる血統です。ロードカナロア産駒の半兄ライラスターは2勝を挙げていますが募集価格1億円を考えるとまだまだ。本馬も新種牡馬の産駒とは言えそれなりの募集価格になってくるでしょうからね。ハープスター以降はこの血統も重賞勝ち馬が出ていませんので相当良い馬なら申し込んでもという感じでしょうか?

リリカルホワイトの22(母父ダイワメジャー)

母はJRA3勝。本馬のおばには重賞2着があるアイスフォーリスがいますが特に大きなところを勝った馬は現れていません。ドレフォン産駒の半兄クールブロンがダートの未勝利を勝って1勝を挙げています。クールブロンがドレフォン産駒で3,400万円だったと考えると4,000万円以上はしますよね?

クルミナルの22(母父ディープインパクト) 母優

母は5戦2勝で桜花賞2着、オークス3着の実績があります。本馬の半姉ククナはJRA3勝、アルテミスS2着🥈、七夕賞2着🥈の実績。半兄アライバルも1勝馬ながら新潟2歳SスプリングSで2着🥈ときょうだい揃って重賞タイトルまでもう一歩です。1つ上のプレドミナルがエピファネイア産駒で8,000万円の募集価格でしたから、それよりは低い価格設定でしょうが6,000万円以上はしそうですね。

パルクデラモールの22(母父ディープインパクト)

母は芝の中長距離で3勝。本馬が初仔になります。祖母のレディシャツィはペルー🇵🇪の3歳牝馬チャンピオン&年度代表馬でペルー国内G1を3勝しています。近親の活躍馬が少ないですし、初仔の牝馬ですから価格は据え置きになりそうです。ただ馬格がしっかりあるなら狙っても面白いでしょうし、値段以上の賞金を稼いでくれるポテンシャルがあるかもしれません。2,000万円台の募集価格なら狙いたい1頭ですね。

母馬優先対象馬が3/5でクルミナルはかなりの人気になりそうです。半姉のククナが先日の七夕賞で2着に来ましたしね。これは馬体と値段次第では×1〜2抽選もあるかもしれませんね。

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ここからは短めの距離で活躍しそうな種牡馬の産駒3頭を紹介します。

父アドマイヤマーズ

ココシュニックの22(母父クロフネ)

母はJRAダートで3勝。祖母のゴールドティアラはダートの女傑と血統的にはダートで活躍して来ました。本馬のきょうだいも堅実に勝利を挙げていますが、1番は初仔のディープインパクト産駒ステファノスです。富士Sを勝っている他、G1での2着が国内外併せて3度あります。母も17歳となりどこまで活力があるかは疑問符が残ります。父は国内外でマイルG1を3勝しましたから、牝馬なら阪神JF、桜花賞、NHKマイルは目指せますし、2,000mくらいまでならこなしてくれそうな気がします。母優では無いので一般まで回ってくれたら面白そうな1頭ですが実績のある母の産駒ですし、厳しいでしょうね。

父シスキン

アドマイヤセプターの22(母父キングカメハメハ)

母はJRAで5勝。重賞勝ちはありませんでしたが、短距離路線で活躍しました。祖母アドマイヤグルーヴ、曽祖母エアグルーヴ、4代母ダイナカールがG1ホースでおじにドゥラメンテがいます。きょうだいも活躍していて、エピファネイア産駒の半姉スカイグルーヴはシルクで募集され重賞2着が3回。半兄のドレフォン産駒デシエルトは若葉Sを含むJRA4勝。牡馬の産駒がサンデー以外で募集されるのは初です。何かあるのか?と思ってしまいますが、もしかすると手術歴なんかがあるのかもしれません。父のシスキンは欧州でスプリント戦線で活躍したアンブライドルズソング系の種牡馬でこの世代は7頭しかいない貴重な産駒の1頭です。

父ミスターメロディ

パーフェクトジョイの22(母父ステイゴールド)

母は芝中距離で5勝。母の母父ミルジョージと激渋な血統構成で、これで本当にノーザンファーム生産?と思いましたが近親にアルアラン、ケイアイチョウサンと重賞勝ち馬がいて、何と言ってもオジュウチョウサンの名前もあるというのがセールスポイントでしょう。ミスターメロディは高松宮記念を勝ったスプリンターですがスキャットダディの直系種牡馬というのが大きいですね。スキャットダディ系は芝ダート問わず大活躍をしていますからね。見た瞬間日高系の馬かな?と思ってしまうような血統表です。

シスキン産駒は数が少ないこともあって人気になりそうな気がします。東サラでも下河辺牧場生産のアッフェルマーレが人気上位でしたし、ノーザン生産でしかもエアグルーヴ牝系の牡馬となれば人気必至ですね。ただ短距離路線を狙う馬はそこまで人気にならないと思うのでもしかすると一般でもチャンスがあるかもしれません。

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