キャロットのハートループが引退。サラオクで売却されました。
24/10/29 引退「先週の競馬は申し訳ありませんでした。距離延長、そして外目の枠を引いてスタートからスムーズに進めることができていましたし、ジョッキーもうまく乗ってくれたと思うのですが、早々に手応えがなくなってしまいました。ベストはもう少し短めの距離なのかもしれませんが、そうすると余計に枠順に影響を受けてしまいますし、なかなか自分の形で競馬をすることが難しくなりますからね…。入厩前から口向きの課題があるということは聞いていて、なんとかそれを解消させようと普段からいろいろと調整を工夫してみたものの、それを実戦に繋げることができず本当に残念です。ご縁があってせっかくお預かりさせていただいたのですが、結果を出せず会員の皆様にも大変申し訳なく思っております」(小椋師)今回は距離を延長し、外目の枠も引いたのでスムーズに進められればと期待して送り出したところ、スタートしてから自分の形でうまく追走できていたと思います。ただ、2000mの距離は若干長いのか早々に手応えがなくなって後方に下がり、いいところなく終わってしまいました。現状でほぼベストと思える形の競馬はできていたと思えるだけに、ここからの大きな変わり身は正直見込みづらいと言わざるを得ません。以上のことから小椋研介調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
これまでの戦績は⬇️
デビューは23年の1月。来日中のデビット・イーガン騎手を鞍上に迎えてのデビュー。中京のマイル戦を外枠スタートで終始大外を回しながらレースを進めるとそのまま粘り切って見事にデビュー勝ちを決めます。
その後フィリーズレビューに参戦するプランもありましたが、回避して自己条件に回りますが、そこから一気に歯車が狂ってしまいました。
その後8戦使われましたが全てシンガリかブービーという散々たる結果。
芝、ダート、長めの距離と色々使って転厩もしましたが最後までハミ受けの悪さから制御が効かないという問題が解決しませんでした。
半姉のグランデフィオーレは藤岡厩舎→西園翔厩舎に転厩するとダート短距離で安定した成績を残せるようになり、3年ぶりの勝利を挙げて劇的な復活を遂げてくれましたが、姉に続くことはできませんでした。
サラオクでは約70万円での取引ということで値段はつきませんでしたがこの成績では仕方ないですね。
このハミ受けの悪さも個性のようなものですし、さすがにこれは募集段階ではわかりませんでした。
ダート適性が皆無に近いので今後仮に現役を続けるにしても地方では厳しいでしょうし、かといってダート適性が向上するとも思えないので繁殖目当ての購入ということもあるかもしれませんね。
一応白老ファームで繋いできたグレイトフィーヴァー系の馬。重賞勝ち馬は出ていませんが、堅実に勝利を挙げることはできる血統ですからね。
とりあえず今後の彼女の人生に幸がありますように🙏