今日はキャロットのバロンゾラーレ(牝3/久保田)が未勝利脱出に向けた福島遠征を敢行。デビュー2戦連続で3着と勝ち上がるだけの力はあるはずです。前走から間隔を空けて臨む今回はどんな競馬をしてくれるでしょうか?
🟢 バロンゾラーレ 🟢
- 23/7/20 久保田厩舎23日の福島競馬(3歳未勝利・牝馬限定・芝1800m)に戸崎騎手で出走いたします。
- 23/7/19 久保田厩舎19日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒9-54秒4-39秒3-11秒7)。「先週は自分で乗りましたが、今回は助手の池内を背にして追い切りを行いました。美浦のウッドはチップを入れ替えた関係もあり、特に直線では時計がかかりやすい傾向にあるのですが、そのような中でも終いだけですがしっかりと動かすことができています。ただ、実際のところは先週と同様で頭が少し浮いてきてしまうところはありますね。そのあたりは成長待ち、力がついてくるのを待つということになりますが、しっかりと動けたことをプラスに捉えたいですね。ガラッと変わったというわけでないことから、現状ではある程度の位置につけて動いていって粘り込むという形がベターかなと思いますが、もちろん枠や周りの出方次第でもあるので、ジョッキーには柔軟に対応してもらえたらと思っています。今のところは牝馬限定戦を第一に検討しています」(久保田師)22日の福島競馬(3歳未勝利・芝2000m)もしくは23日の福島競馬(3歳未勝利・牝馬限定・芝1800m)に戸崎騎手で出走を予定しています。
- 23/7/13 久保田厩舎12日は軽めの調整を行いました。13日は美浦南Wコースで追い切りました(86秒0-69秒3-54秒2-38秒9-11秒7)。「先週は助手を背にして時計を出しましたが、今週は自分が乗りました。ある程度しっかりとやっておきたいと考えて前を行く2頭を見ながら進めて、直線で並びかけていく形を採りました。先頭は助手で、2番手にはジョッキーの吉田豊が乗っていて、直線半ばあたりで先頭の馬がやや遅れ始めたので先に抜けた吉田豊の馬を目掛けていきました。ただ、ちょっと頭が高く、前にというよりは上に浮く感じになりましたね…。そのために少し強めに促しながら伸ばす格好になっています。芯がまだしっかりしていないためでしょう。昨晩の雨の影響で馬場が重かったから余計に踏ん張り切れなかったところもあったと思います。様子を見て場合によってはシャドーロールなどを使うかもしれませんが、馬具でどうこうという問題ではない印象でもあるので、一番のポイントである馬体のケアを入念に行いつつ来週の競馬に備えていきます。レースはまだ両にらみですが、戸崎ジョッキーが都合をつけてくれそうなので、彼でどちらかへ向かえればと考えています」(久保田師)22日の福島競馬(3歳未勝利・芝2000m)もしくは23日の福島競馬(3歳未勝利・牝馬限定・芝1800m)に戸崎騎手で出走を予定しています。
1週前の追い切りには久保田調教師自らが騎乗して動かしていましたがトーンは正直微妙でした。天栄から帰ってきた時も久保田先生のトーンが微妙だったのがちょっと心配。天栄からは「良くなった」という報告があったから戻したものの先生的には納得がいっていない様子でした。
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当週の追い切り後のトーンもそんなに高く無いです。久保田先生がずっと言っているのが「成長待ち」のフレーズ。とは言っても勝たないことには先は見えて来ないので勝ち切って成長を促してあげたいところですが23日のレースもなかなかレベルが高そうなメンバー構成となっていますので一筋縄には行かないでしょう。
今回は初騎乗の戸崎騎手とのコンビになります。福島は得意なイメージがあるのですが最近はレーベンスティールの騎乗が批判されたりしていました。個人的にはライリッズ、カーディナルなどキャロットの馬を勝利に導いてくれていますので悪いイメージは無いんですが…
前走は8着と大敗でしたが、決して力負けでは無く1枠1番での出遅れが全てでした。普通にスタートを切ることができればやってくれるのではないかと期待しています。あとは差しが決まる馬場になってきているところでどういったレースをするかですね。基本これまで鋭い脚を使うことはできておらず、前々で粘る競馬をしてきました。コメント的にもそういった競馬になりそうなんですが、そうなると今の福島では厳しそうな感じがしますので悩ましいですね。
バロンゾラーレの5代血統表はこちら⏬
母のステファニーズキトゥンは米国産の芝のG1勝馬で、G1を5勝しています。産駒成績はこれまで目立ったところは無く、ディープインパクト産駒で芝で2勝しているカトゥルスフェリスのみがJRAで勝ち上がっています。一つ上のシャトンアンジュは4歳未勝利ですが1勝クラスに挑戦して勝ち上がりを狙っています。姉たちはみんなサンデーRの募集で本馬がキャロットになり、流れが変わるかと思いましたが、まだその感じはありませんね。ちなみに1歳下は吉田和美氏の所有、1歳馬はノーザンのミックスセールで売却となっています。産駒6頭全部が牝馬というのは母ステファニーズキトゥンの遺伝的特徴なのかもしれませんね。ドゥラメンテが種付けされているのは本馬バロンゾラーレのみ。姉たちに足りないワンパンチを期待したいところだったのですが、現状は同じような状況。ただ惜しいところまではいっているので今回は戸崎騎手が持ち味を発揮させてくれることを期待したいですね。