さて、先日1勝クラスに格上挑戦したキャロットのバロンゾラーレですが、その後協議の結果引退が発表されました。
- 23/11/1 引退「先週はいい結果を出すことができず申し訳ありませんでした。心配していたダート適性に関してはまったくダメだったという感じではなかったものの、芝より明らかに良かったと言い切れるほどでもなかったですね…。直線へ向くところで他馬に驚きブレーキをかけなければ掲示板くらいはあったのかなとは思いますが、ガラッと変わるまでではなく、皆様の期待に応えられる結果になりませんでした。レース後の状態を慎重に確認していますが、大きなトラブルこそないものの疲れを感じさせる状態です。この様子と先週までの競馬の内容を踏まえてクラブと相談した結果、ここで判断という話になりました。まったくチャンスがないとは思いませんが、先週のレースレベルがそこまで高くない中のあの結果、内容だったことを踏まえると、強気に、自信を持って上のクラスでも…と言い切ることができないのは正直なところです…。また、以前より強くなってきたとは言えコンスタントに使い込みにくい体質面等を考えても、いたずらに引き延ばすのは良くないのではないかという意見もあり、今回の判断に至りました。デビュー戦から上位争いをしてくれていただけに何とか勝たせてあげたいという思いでしたが、叶えることができず誠に申し訳ございません」(久保田師)前捌きに硬さが出たり、トモにも疲れが見え隠れしたりと体質面に気を遣う状況にあり、じっくり時間をかけながら育成を進めました。初入厩したのは2歳9月になりましたが、ゲート試験ならびに乗り込みはまずまず順調にいきました。それでも食べたものがなかなか身にならない繊細さもあり、デビューは3歳2月になりましたが、いきなり3着、2戦目も3着と続けて上位争いを演じてくれました。しかし、3戦目は8着と後退、立て直して臨んだ4戦目は5着といくらか巻き返したものの勝ち切るまでには至らず、その後、脚元に疲れが出てしまいました。未勝利戦期間内に間に合いそうにはなかったもののその時点で諦めるには惜しいと考え、続投し、秋の新潟開催にて格上挑戦を行い、なおかつこれまで試していなかったダート戦へ矛先を向けましたが、不利を受けるシーンがあったとは言え、ガラッと変わる走りを見せることはできませんでした。時間の経過とともに体質面はいくらか強くなってきたとはいえ、それでもコンスタントに使いづらい面があることなどを踏まえつつ前走の内容を以て久保田貴士調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
デビュー戦は今年の2月。東京の芝1,800mでデビューし3着🥉その時の0.2秒差の2着馬が現在3勝クラスの同じキャロットのフレーヴァードでした。
2戦目は4月の福島の芝2,000m戦。1番人気でしたが外枠も響いて再びの3着🥉この時の5着が同じく愛馬のコスタレイ。
ここまではまだ勝てそうな雰囲気だったのですが、痛かったのが3戦目の東京の芝2,000m戦。ルメール騎手を配して挑みましたが、最内枠で出遅れるという最悪の展開になり8着。
成長を促してしばらく休んだ後の7月の福島の芝1,800mでは5着に入りましたが、なんとか掲示板に残ったという感じで続けて使っても上積みが無さそうな雰囲気に。
そして未勝利戦を諦めて挑んだ前走の1勝クラスは初ダート。メンバーも手頃な若手騎手限定のレースでしたが、色々不利があった事を加味しても物足りない7着となり引退が決定しました。
3戦目に出遅れずにスムーズな競馬ができていたら…とたらればを言っても仕方がないですが、どちらにしても勝ち上がっても厳しい戦いになったでしょうし、コメントにもあるように1勝クラスでもやっていけるだけの力は無かったという事です。
名牝の母の産駒なのですがなかなか産駒にはその良さが伝わっていない様子。一つ上の姉も未勝利ながら1勝クラスで戦っていますが厳しい結果が続いています。
これで3歳世代は9頭出資で
シルクはサンデュエルとコスタレイ
キャロットはハートループとキープスマイリング
東サラはレッドシュヴェルト
の5頭が勝ち上がり。相変わらず最優先や抽優を使った馬は勝ち上がってくれないのが残念なところ😇
2歳世代こそはキャロットのルフトクスに頑張ってもらいたいところです。
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