キャロット1歳出資馬紹介【ピュアブリーゼの21】

おはようございます。

昨日に続いて今日は今年のキャロット1歳出資馬のもう一頭ピュアブリーゼの21についてです。

本馬は父がモーリスです。モーリス産駒はこの世代が4世代目。いわゆる谷間の世代になります。ただシルクもそうでしたが、キャロットもモーリス産駒が多く募集されており無視する訳にはいかない存在です。

母のピュアブリーゼは23戦1勝の成績でしたが3歳時にはフローラS3着からオークス2着とあと一歩でG1タイトルを逃しました。成績が示すように日本の馬場が合わなかった可能性が高いです。それもそのはずで母ピュアブリーゼの父はドイツ血統のMonsun。母父が凱旋門賞馬パントレセレブルです。本馬がモーリス産駒のパワフルな馬体よりもすらっとしているのは母系の影響が大きいのかもしれません。そういった意味合いからも本来のモーリス産駒より距離も持ちそうな気がします。

母の産駒成績は現状振るわないこともあり、中間でも名前が出ていませんでした。それでも一応ブラックタイド産駒のルヴァンが3勝Cで走っています。その点は満点ではありませんが高評価しています。母が13歳の時の産駒ということでギリギリ適齢期だと思いますが、7番目の仔というのは惜しくも母の活力がMAXでは無いと想定しています。

馬体的には管囲が19.6cmで細いのが気になりますが、馬体重としては現状も480kgありますし、体重管理で困ることは無さそうです。

本馬に期待したいのはピュアブリーゼの血統をアワブラとして残すことですね。牝馬の産駒はまだまだ目立った活躍馬がいない血統ですし、サンデーサイレンスの血も配合時には5代目まで遡ることになりますから、配合の自由度が高いです。

こちらはクルークハイトの21と比較しても懸念点は多いです。厩舎もリーディング上位ではありませんし、管囲の細さもやはり気がかりです。そして全姉のヴァンデスプワールが中央未勝利で地方転出となったことも気になりますね。同じ血統ですからね。それでも全姉は地方で3勝を挙げて中央復帰を決めました。それに全姉は馬体重が430kg前後で今の本馬と比較しても50kgの差がありますから、その点は全姉との違いはありますね。

母父Monsunはずっと興味があった血統でした。1番はやはりソウルスターリングの母スタセリタの父ということが大きいですね。距離に限界があるフランケルの産駒でオークスを勝利した訳ですから母父Monsunの持つポテンシャルは大きいのでは無いかと考えます。またシルクで抽優を使ったアルルの21も母父Monsunでした。ここで獲得できたのは大きいです。

来年のデビューが待ち遠しいです✨

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