阪神カップでラストランを迎えたグレナディアガーズ、有馬記念でラストランを迎えたタイトルホルダーがスタッドインしました。
グレナディアガーズは通算16戦3勝。2歳時には朝日杯FS、3歳時には阪神Cを制して重賞2勝。3勝目以降はなかなか厳しい競馬が続きましたが阪神Cには3年連続して挑戦して1着🥇→2着🥈→2着🥈とパーフェクト連対。成績は尻すぼみな感じもありますが、母のウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリントの勝ち馬で父フランケルということで持っているスピードは良いものがあるでしょうし、上手く産駒に伝えて欲しいですね。
フランケルの直系はここ最近輸入されてきたダーレーのアダイヤーや、優駿SSのウエストオーバーが日本でスタッドインしていますし、モズアスコットが既に日本でも種牡馬生活を送っています。欧州の中距離タイプの馬、芝/ダート二刀流の馬といろんなタイプを出してきたフランケルですが、グレナディアガーズはこの馬たちとはタイプが違う馬ですし、2歳G1を勝利しているということで産駒にもその早熟性が上手く遺伝してくれれば早くから活躍馬を送り出してくれるのではないでしょうか？
そしてタイトルホルダーは通算19戦7勝。3歳時に菊花賞、4歳時に天皇賞・春、宝塚記念を制してG1を3勝、重賞を6勝しました。特に京都競馬場が改修中だったこともあり、そのG1勝利は全て阪神。まさに仁川の鬼でした。
父ドゥラメンテの代表産駒ということもあり、無事にスタッドインできて何よりです。岡田スタッド生産ということで社台SSには入らないことが元から発表されていましたが、その通りにレックスSにスタッドイン。日高の牧場にとっても期待の種牡馬となるでしょう。半姉メロディーレーンも8歳でも小さな体ながら現役で頑張っていますし、母も5勝とレベルの高い血統ですから期待できそうです。一部は社台/サンデー系のクラブでも募集されるのではないでしょうか？父は早逝してしまいましたが、多くの産駒を残して欲しいですね。
社台SSとしてはキャロットの菊花賞馬ドゥレッツァを迎え入れるのが既定路線でしょうか？ノーザンF生産で5連勝で菊花賞を制した力を持っていますし、母のモアザンセイクリッドはニュージーランドのG1ホースですからね。そこまではドゥラメンテの血を繋いでいくのはタイトルホルダーの仕事になるでしょうし、ノーザンFの繁殖牝馬もタイトルホルダーをつけることになるでしょうね。
個人的にはドゥラメンテが大好きなのでタイトルホルダーには頑張ってその父系を繋いでいって欲しいですし、できればその産駒にも出資したいところ。日高系のユニオンなら多くの産駒が募集されそうですね。ダート適性があるのかどうか？は気になるところですがキンカメ系の種牡馬は母の特徴を良く出すのでダート血統の母との産駒ならダート適性も上がりそうですね。
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