2歳新馬戦も始まってから5ヶ月が経過。私が出資している2歳馬はまだ勝ち上がっていませんが、シルク、キャロットからは既に多くの勝ち上がり馬が誕生しています。両クラブとも重賞勝ち馬はまだ出ていませんが、それも時間の問題でしょう!
キャロット編
キャロットの2歳馬で現状1番の賞金を持っているのはミルテンベルク(牡2/武英智)です。新馬戦を勝利し、小倉2歳Sで2着に入りオープン馬扱いです。募集の際は94頭中60位Tの個人的評価だったので、完全に現状は評価と逆ですが…。募集時もそんなに人気があった馬ではありませんでしたが、現状は好スタートを切ったと言えるのではないでしょうか?問題はここからですね。賞金は持っているのでレース選択は楽になりますが、有力馬との戦いでどれだけ活躍できるかですね。
キャロットで勝ち上がった馬は私の評価では20位から60位の真ん中のゾーンの馬が多く勝ち上がっています。実際に申し込んだ中でもアグラード(牡2/高柳瑞)が2戦目で勝利を挙げています。将来的にはダートかもしれませんが、芝で初勝利。こういう潰しが効く馬は一口馬主的にはありがたいですね。同じニューイヤーズデイ産駒のイリディセント(牝2/田中剛)にも申し込んでいて、こちらは2戦目にダート変わりで勝利。半兄にライトウォーリアがいる血統ですから、やはりダートで一変しましたね。この馬は高い確率で一般でもチャンスがあるだろうと思っていたので残念、無念。
では、上位評価の馬はどうだったのか?と言うと。ポイント上位9頭のうちの2頭が勝ち上がっています。1頭目はエルサビオ(牡2/中内田)です。10/15の京都の新馬戦をシルクのインファイターとの勝負を制してのデビュー勝ち。私は一般で申し込んでいてハズレました。産駒は堅実なのですが、なかなか大きいところが出ないということで最優先は避けた1頭。フェアリードール牝系の馬ですから、行き詰まればダートでも行けそうですが、勝ったレースを考えるとクラシック王道を進んで欲しい1頭ですね。
そして上位評価で勝ち上がったもう1頭はトップ評価だったシックスペンス(牡2/国枝)です。中山のマイル戦でデビュー勝ちを決めましたが、まだまだ良化途上の状態。年末年始の出走を予定しているようですが2戦目でどんな競馬を見せてくれるのか?ちょっと脚元の状態は気になるところです。母は米国ダートG1ホース。キズナ産駒は色々なタイプを出してきますが、まだ適正はつかめませんね。牡馬クラシックに縁のない国枝厩舎ですが、その夢を叶えることができるのか?
シルク編
シルクはまだ2歳勢でこれといった活躍馬がいない状況。3歳勢も同じような状況だったので2年連続で不作となるとちょっとなぁ…となりますね。一応現状1番賞金を獲得しているのはフェンダー(牡2/斉藤崇)です。モーリス産駒は出だし好調でした。本馬は6月にデビューし、2戦目で勝ち上がりを決めて、既に4戦を消化。しかし本賞金の加算とはならず足踏み状態です。一応本馬は9位T評価でした。
実はシルクの馬はキャロットと比べて勝ち上がり馬は上位に評価できていました。上位評価24頭(ポイント15位Tまで)のうちの8頭が勝ち上がっています。ちなみにこの8頭に私が出資するには抽優を使うしか可能性がありませんでした。
もちろんサフィラ(牝2/池添学)やガルサブランカ(牝2/木村哲)も入っています。サフィラはフェンダー同様に9位Tの評価でした。全兄サリオスですし、牝馬でも関係なく走るのがこのサロミナの血統なのでもちろん考慮しましたが、やはり母馬優先が無いシルクでは牡馬が欲しかったので申し込みはしませんでした。ガルサブランカは15位Tの評価でしたが、申し込まなかったのは牝馬だったのとちょっと諸々のパーツの頼りなさからですね。
勝ち上がっている中で最高評価だったのはシークレットキー(牡2/杉山晴)でした。こちらは4位Tの評価でした。ミエスク牝系と筋が通った血統馬。がっしりした馬体は母父ダイワメジャー譲りで、そこにドレフォンということでダート寄りになりそうかな?とも思ったのですが芝のスプリント戦で勝ち上がり、2戦目のききょうSでは3着となっています。一線級の馬が揃ってきた時にどれだけやれるのかが今後の活躍の鍵を握る訳ですが、短い距離が今後も主戦場となるようですね。
その他にもミアネーロ(10位T)、アマンテビアンコ(15位T)、カンティアーモ(15位T)、アフィリオン(15位T)が勝ち上がり。
自分の出資馬が活躍してくれるのはもちろんですが評価していた馬がしっかり活躍してくれるとやっぱり嬉しいですね。出資できる、できないはどうしようもない部分や運もあるのでコントロールできませんからね。
競馬四季報 2023年 10月号 [雑誌] 価格:3500円 |