シルクホースクラブ 2023年産 新出資馬紹介②【イストワールファムの23】

シルクの2023年産1歳馬で出資が決定した3頭を紹介していますが、本日は募集番号4番 イストワールファムの23です。

キタサンブラックはこの世代が5世代目で初年度産駒が走った後に種付けされている世代ということで年始から狙っていた種牡馬。中でも本馬は母父ローエングリン自体はマイナーですが、シングスピール、In The Wingsと続く欧州ノーザンダンサー系を持ち、更に奥にはトニービン、ファルブラヴ、Krisなども併せ持っており、欧州色が強めに出ていながらもベガという日本で一時代を築いた繁殖の血が入っている理想系に近いキタサンブラックの配合でした。

母はJRA芝1,800mで4勝しており、準オープンで頭打ちでしたが優れた競走能力を持っていた馬でした。初仔のサトノダイヤモンド産駒アフィリオンは新馬勝ちするもその後尻すぼみで騸馬に、2番仔のサートゥルナーリア産駒マックスキューは期待されながらもデビュー戦5着で骨片が見つかり休養。3番仔の本馬で父に最上級の種牡馬キタサンブラックを迎えましたので更なる期待をされていました。

募集馬リストが出た段階では1番人気に推されていましたが、馬体が発表になると一気に人気ダウン。さらに半兄の惨敗が影響してもっとダウン。ついに一般でもチャンスがかなりあるレベルまで落ちてしまいました。

本馬はツアー情報だと冬場に寒さからか馬体が増えず、これから大きくなると期待していた6月にOCD手術と不運が重なってしまいました。ただ個人的には大きくならなかった理由が明確なのであれば逆に安心なのかなとも思っています。今年の冬は何かしらの対策を取ってくれると思いますし、管囲自体は20cmを超えていますから一気に成長してきてくれる可能性に賭けました。

あと個人的な不安点はこの1つ下の産駒がビッグアーサーということ。何故か急に種牡馬のレベルが下がってないか?と思ってしまいました。つまりは繁殖牝馬としてのイストワールファムの評価はノーザンの中では高くないのでは?と感じ取りました。色々付けて最終的にビッグアーサーならまだしもいきなりですからね。

ポイントは54位タイで下位評価で申込対象では無かったのですが、キタサンブラック産駒にはどうしても出資しておきたかったのと、配合自体は評価が高いこと。そして何よりあれだけ人気があったのがここまで落ちたので逆張りで申し込んでみようと思ったからです。

奥村武厩舎への出資は初めてですが、成績の割には評判が宜しくない感じがしますが、シルクではクールキャットでフローラSを勝っていますしまずまずかなと。今年の成績は冴えませんが、来年以降のV字回復に期待したいところです。

馬体は語る2 [ 治郎丸敬之 ]
価格:2090円

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