さて、シルクの申し込みも締め切られたので今回の1歳馬募集で個人的に高評価だった馬をご紹介したいと思います。カウントダウン形式で11頭のご紹介です。TOP10ですがポイントが並んだところがいくつかあったので11頭となりました。
10位タイ トレジャーステイトの23(父インディチャンプ)
理由:母は地方での勝利もあるものの地方での2勝をJRAでの1勝と換算して4勝を挙げており優れた牝馬でした。実際本馬の半兄は毎日杯勝ちのピースオブエイトで既に母の繁殖としての力も証明されており、その5番仔ということでまだまだ活力もあると思います。奥村豊厩舎というのも母、兄同様ですし測尺も問題なし。体高低めでイメージどうり短距離での活躍となりそうです。父の新種牡馬としての期待値込みでこの順位でした。
10位タイ バラーディストの23(父サートゥルナーリア)
理由:母はJRA3勝で本馬が初仔とまだまだ繁殖能力は未知数。ただ祖母バラダセールはアルゼンチンのG1ホースでおじ、おばにサトノフラッグ、サトノレイナスを持つことからもクラシック路線を十分意識できる血統構成。吉岡厩舎も初G1制覇を達成しましたし、これからますます期待できる調教師さん。測尺もパーフェクトと言えるような数値かつ募集価格も4,000万円台でシルクでは1番活躍の可能性が高そうな価格帯です。さらに父の産駒は2世代目でまだまだ期待値が高いのでこの順位となりました。ちなみに顔は個人的に好きですね✨
9位 インヘリットデールの23(父ポエティックフレア)
理由:母はJRA3勝でフサイチエアデールの牝系。昨年のエピファネイア産駒インターポーザーには抽優でハズレた思い出が…それはさておき、そんな母の3番仔で活力もありますし初仔のインファイターが残念ながら抹消となりましたが、しっかりと初仔から産駒は勝ち上がっています。血統も筋が通っていて、高野厩舎というところもポイントが高いです。管囲が若干減点ですが気にするほどでもありません。問題は父のポエティックフレアですね。一応新種牡馬ということで期待値が高いので加点されていますが、日本のスピードに対応できないと厳しいですね。上2頭がエピファネイアだったのでそこからポエティックフレアに変わったことをどう捉えるかで見方も変わりそうですね。
8位 アーモンドアイの23(父モーリス)
理由:母は言うことなしでしょう。初仔のアロンズロッドがデビュー前なのでまだ母の繁殖としての力は未知数。祖母もG1ホースで血統は優秀ですが牡馬の活躍馬が出ていないことをどう評価するかでしょう。国枝厩舎から3歳時には転厩することが確定していますが、変なところには行かないだろうと予想しています。馬体は大きすぎる点がマイナス。あとはこの父で2億円の募集価格を許容できるかでしょうが、多くのシルク会員は許容できないと言うのが今のことろの評価のようですね。
6位タイ レスぺランスの23(父ドレフォン)
理由:母は未勝利で、その点の加算はありませんが祖母ウインドインハーヘアで叔父にディープインパクトという血統背景は加点対象。中舘厩舎も実際スノーグレースがお世話になっていますが、同じくドレフォン産駒で3勝クラスまで勝たせてくれていますし東では成績上位の厩舎です。成長分を仮定した測尺も満点。そして父ドレフォンはこの世代が5世代目で初年度産駒が走ってから種付けされている世代でそれなりの繁殖牝馬が再度集められている世代ですから期待値が高いです。
6位タイ サラキアの23(父エピファネイア)
理由:母は府中牝馬Sの勝ち馬でエリザベス女王杯、有馬記念で2着に入った実績があり、祖母はドイツオークス馬サロミナ。そして叔父にG1ホースのサリオスがいるというシルクでもお馴染みの血統です。母の2番仔のため、まだ母のポテンシャルは確認できていませんが2年続けてエピファネイアを付けられていますし、期待の高さが伺えます。日本の馬場と相性の良い牝系なので心配いらないと思いますが。田中博厩舎ということで関東の期待の若手調教師。そこに預けられるということで期待してしまいます。募集価格1億円も妥当ではあると思います。サイズは500kgを超えて来そうですが、管囲もあるので大丈夫だと思います。個人的に気になったのが体高の低さですね。153cmは今回の募集馬の中でも低め。そう考えると叔父のサリオス同様マイルから2,000mくらいがベストになりそう。体高を見るまでは抽優候補だったのですがここが引っかかって回避しました。高い馬なので妥協はしたくありませんもんね。