今年のシルクの1歳馬募集では抽優は2年連続で外してしまったものの、新しく4頭の馬が出資馬に加わりました。
ジュベルアリの22(牝1/斉藤崇)
写真でも見てわかるようにまだまだ垢抜けない馬体です。管囲の細さなどを考えても420kgまでしか馬体は成長しないと思われます。基本小さな牝馬は避けるのですが、本馬の場合はそういう血統だと割り切って出資を決めました。オープン馬の半兄アルナシームもデビュー時418kgで、古馬になってからは440kg台で走っています。おじのシャフリヤールでも450kgそこそこの馬体重で走っていますが、これもG1馬としてはかなり華奢な部類に入ると思いますが、ディープインパクトらしさがありました。ディープも同じくらいの馬体重でしたからね。本馬は新種牡馬ナダル産駒ということで狙っていましたが、シルクのナダル産駒の中で唯一芝でも走れそうな血統構成。ナダル自身が卓越したスピードを持つ種牡馬だと思うので配合次第では昨年の募集時に狙っていたニューイヤーズデイ同様に十分芝でやれると思っています。一口馬主で勝つにはいかに新種牡馬に先行投資するかですから、ナダルの未知の種牡馬能力に賭けた形になります。
私の検討リストの中では馬体面はいずれも最低評価の部類でしたが、祖母ドバイマジェスティをはじめ血統面で高評価。さらに母9歳時の4番仔ということで半兄アルナシーム以上の馬になることもまだまだ十分考えられる繁殖適齢期の産駒です。さらにはリーディング上位の斉藤崇厩舎というのも大きかったですね。
本馬はレイクヴィラファーム産ですが、レイクヴィラファームはメジロの母系の馬が重賞勝ち馬になっていてそれ以外はそんなに強調できないのが正直なところ。ただどんどんメジロ血統以外の馬がRVFにも導入されているので気にしなくても良くなるとは思います。
ルシルクの22(牝1/杉山晴)
ナダルと共に今回のシルクの募集で狙っていた2頭の種牡馬のうちの1つがフィエールマンでしたが、本来狙っていたのはトレジャーステイトの22。ですが向こうは大人気で抽優でも厳しい戦いでした。ということで、もし一般抽選で低い確率でも取れればと思って申し込んだのが本馬でした。こちらもジュベルアリの22同様に小さく、デビュー時440kgくらいまで行ければという感じです。血統表を見ると2代で表がいっぱいになるくらいに活躍馬がいますが、半兄グランシルクが1番の活躍馬。しかし母18歳の産駒ということで最近のきょうだいの活躍は寂しいですね。ただだからこそこの価格とも言えます。スノーグレースも母高齢の新種牡馬の産駒でこんなイメージでしたが3勝クラスまで勝ち上がりました。
私の検討リストでは下から数えた方が早いくらいの順位なのですが半兄が重賞馬で祖母も海外重賞を買っているという点は大きな評価ポイントです。そして厩舎は杉山晴厩舎。現3歳世代は個人馬主優先でクラブ馬の入厩の渋滞が起きていましたがその点が改善されてくれれば、クラブ馬でも結果を残している調教師ですから期待できるのですが。
パリスビキニの22(牝1/斉藤崇)
本馬は今年の隠し玉枠。人気は全くありませんでしたが検討リストでは14位Tの高評価。ダート血統の牝馬に5,000万円は高いということでしょうが、本馬の活躍するであろう舞台のダート中距離は牝馬は手薄。下級条件は牝馬限定戦もあるので、ある程度は楽なメンバーと戦うこともできるでしょうし交流重賞の舞台もあります。母10歳時の6番仔で適齢期の産駒。そして半姉がG1ホースかつおばのアメリカが重賞勝ち馬と血統面の後押しは十分。手術歴はありますがOCDですし、馬格もあってダートには打って付けです。こちらも斉藤崇厩舎ということでクラブ馬での成績も残している調教師。最近は安定してリーディング30位以内です。
モアザンセイクリッドの22(牝1/小栗)
今回通常募集に9頭の馬が回ってきましたが、その中でも1番人気が無かったのが本馬。ちょっと前脚の動きが気になるのと、直近の更新でも400kg未満の馬体重が嫌われた印象。ただ母はニュージーランド🇳🇿のG1ホース。半兄のキャロットのドゥレッツァは本馬と同じキンカメ系のドゥラメンテ産駒で4連勝でオープン入りを決めました。春のクラシックは間に合いませんでしたが素質が高そうです。本馬は4月後半生まれ。ほぼほぼ5月生まれなのでこれからの成長も十分見込めます。小栗調教師は開業2年目の若手調教師ですが、若手だからこそ1頭1頭に尽くしてくれると思います。実は私のリストではこの体重でも20位Tと今回の4頭の中で2番手。兄同様に芝中距離での活躍を期待したいところです。
この4頭が加わったことで1歳馬を含めた布陣は⏬
牡馬はユニオンで確保するという新しい戦法になりましたが、まだキャロットがあります。ここであと2、3頭加えたいところ。特に路線を考えると牡馬のクラシック路線の馬があと1頭は欲しいところ。キャロットの最優先は「牝馬に」というのが最近の戦略ですが、あえてそこを牡馬に使って一般抽選を牝馬のみに申し込むというのも手ですね。あと牡馬のダート路線がいないのでそこも人気薄のところで確保したいですね。
【ふるさと納税】競走馬 競馬 引退後 余生支援 動物愛護 黒潮友馬会 2万円コース 高知 須崎価格:20,000円 感想(17件) |