シルク残口あり5頭のアピールポイントは?果たして売り切ることはできるのか?

今年のシルクは近年に無かった異常事態が発生中。それがいまだに1歳通常募集の馬が残っているということ。私が入会した時も余っていて、通常募集に参加せずにそこから馬を選んで入会できましたがこんなに余っているのは近年なかなか無いこと。

理由としては通常募集時に1人10頭の申し込み制限ができたことと、購入できるのはSFunCの中でも選ばれた方のみというのが大きいでしょうね。これで間口を広げたらあっという間に新規入会希望者で売れてしまうと思うのですが、頑なにシルク側は解放せず。

まぁ既存会員としてはそれでも良いですが、欲しい人がいるなら売ってあげても良いのでは?とも思います。シルクのHPでもなんとか売り切ろうと企画を考えてアピールしていますが果たして売り切れるのでしょうか?

https://www.silkhorseclub.jp/2024boshu_feature

特にシルクの回し者では無いですが、それぞれの馬のアピールできるポイントを探してみたいと思います。

23.シングルゲイズの23

母は豪州🇦🇺産で豪中距離G1を制しています。ただ本馬は4番仔になるのですが、上の成績はさっぱり。

初仔でシルクで募集されたスカイゲイザーは3戦未勝利。しかも10着→11着→15着と使われるごとに着順を落としてしまい全く見所なし。8,000万円の募集額だったので尚更目立ちます。

2番仔のシングルハーデットはサンデーRで5,000万円で募集された牝馬でしたが8戦未勝利。芝2,600mでの3着が1度ありましたが勝ち上がりには至りませんでした。

3番仔のテンダールックはキャロットで5,000万円募集の牝馬で既にデビューしており、デビュー戦は芝1,600m戦で5着。勝ったミストレスからは1.4秒離されましたが、そのミストレスはアルテミスSでも2着に入ったのと、新馬戦は減量騎手を起用していたので4kgの斤量差がありましたからタイム差がそのまま実力差という訳では無いと思いますが、次でどんな結果を出せるか。

ロードカナロア→ハーツクライ→ドゥラメンテと父は優秀ながらこの成績と考えると単純に母の能力を疑ってしまいますが、リアルスティールに父が替わり、初のディープ系との配合なので変化がある可能性があるかもしれませんし、牝馬の方が比較的結果はまだ残しているのでそこも推しておきたいところ。

ただマイナスはこのきょうだいの成績で4,000万円募集ということと、その割にはあまり期待されていないような厩舎が当てられていること。そして何より馬体が小さいことですね。生まれも早いので大きくなるのは厳しそう。

28.ムーンライトナイトの23

母はステイゴールド産駒でJRA3勝で本馬は2番仔なのできょうだい云々はこの馬の不人気には影響していなそう。そういう意味ではハネる可能性も秘めている母だとは思いますが、母父ステイゴールドというのが成績が良く無いのでそこが難点。

どうしても小さく出てしまう傾向があるのですが、まさに本馬もその傾向通りに小さく出てしまったいて育成厩舎への移動も遅れている状況です。

体高も3/24生まれで146cmしかないので上にこれから伸びるということもそんなに期待できないですからね。管囲も18.3cmなので小さいことはほぼ確定的。一応430kg台にはなることを想定しているようです。

1口5万円なのでリスクは少ないですが、かといって募集額以上に稼いでくれるイメージも無いので行きにくいということでしょうね。

祖母ポーレンは愛国🇮🇪の重賞勝ち馬で近親にはポレンティア(2勝、フェアリーS 3着)、ブラックブロッサム(4勝)がいますし、活躍できる血統のポテンシャルは十分。個人的には母父がステイゴールドじゃなくてその産駒のオルフェーヴルだったら中型に出たのでは無いかと思うんですけどね。

39.アイルビーバウンドの23

母はJRA2勝で本馬は10番仔と母の晩年の産駒。半兄パフォーマプロミスはアルゼンチン共和国杯、日経新春杯、鳴尾記念など重賞3勝を挙げており天皇賞・春では3着に入ったこともあります。その他のきょうだいもJRAで複数勝利を挙げており、母の繁殖としてのポテンシャルはありますが、高齢ということがひっかかりますよね。ただ良い繁殖は高齢になっても良い産駒を出しますし、出資馬のスノーグレースも母18歳の産駒でしたがJRA3勝を挙げてくれていますし、馬体的に問題が無いのなら高齢はそこまで気にする必要はありません。叔母にはシルクのノーザン提携前のオークス馬シルクプリマドンナがいます。

ただ本馬はその大事な馬体に難あり。こちらもやはり小さく、10月で380kg台でしたが11月の更新では一気に413kgまで増加。ただ管囲も18.5cmなので大きくなれる可能性は少ないですね。

あとは父のフィエールマンが人気を落としている要素かもしれませんね。昨年までだったらフィエールマン産駒は大人気でしたが、産駒デビュー後の成績が芳しくなく人気は下降線。想像以上にスピード不足なので母系からスピード要素を足したいところなんですが、本馬は上に示しているようにきょうだいが長距離で結果を残していますからね…

10月31日にやっと育成厩舎へ移動。

57.フォトコールの23

本馬は圧倒的に不人気でいまだに検討リストに入れている人も少ないのですが、個人的には点数をつけると上位にランクインしている馬。父ドレフォンは2週目に入る5世代目で狙いどころ。そして母は愛国🇮🇪産で米国🇺🇸で芝G1を2勝している馬。競走馬としての力はあった馬です。

産駒は初仔のブレガーロードは中央で勝ち上がれませんでしたが、地方で2勝してJRA再転入。現在1勝クラスでは苦戦しており、募集価格8,000万円の期待には応えられていません。

ただ2番仔のアドマイヤアストラは2歳10月にデビューして3着に入ると、長期休養明けの3歳8月の未勝利戦を勝利して2戦1勝。セレクトセールで1億4,300万円で取引されているだけのことはあり、ポテンシャルは秘めていそう。

1つ上はまだデビュー前ですがドゥラメンテ産駒で母父Galileoですから配合的には一番ドゥラメンテで当たりが出やすい欧州系との組み合わせです。

本馬は父ドレフォン×母父Galileoでどこを目指すの?という配合ではありますが、期待されているからこそドレフォンがつけられているのは間違いありません。

ただやはり小さい…4/18生まれとはいえまだ410kg台となると馬体が追いついてきた頃には未勝利戦が終わっている可能性がありますね。これでも募集時から35kg増えているのでこのペースで増えて来れば良いのでしょうが。しばらく様子見できるはずなので仮に430kgくらいまで増えてきたら申し込むというのはアリだと思いますね。

橋口厩舎は今回の残口ありの馬が所属する中では一番リーディングが良いですし。

75.ディーコンセンテスの23

母は4戦未勝利ですが、祖母はスウィートリーズンなのでおじに長距離路線で活躍したディアスティマがいる血統。祖母も米国🇺🇸ダートG1を複数勝利している名品です。

本馬の問題は単純で初仔の牝馬であるということ。そしてその傾向通りに馬体が小さいということです。1/24生まれでこれからの成長はそんなに見込めません。そしてイヤリングから空港へ送り出される時は414kgだった馬体重ですが、入場後に馬体重が減少。400kgを切ってしまったことで成長目的でまさかのイヤリングへ逆戻り。これは大幅に遅れるでしょうね。

初仔の牝馬は馬格が無い限りは狙わないのが鉄則ですから、避けた方が良いのは間違い無いのですが、リオンディーズ×ディープインパクトで祖母がスウィートリーズンとなると芝のマイルから中距離もイメージしやすいですし、小柄な牝馬らしいキレを持ち合わせていれば一発面白いかもしれません。

平田厩舎は年々成績を落としていますがゴールドドリーム、ケイアイノーテック、カレンブラックヒルなどマイル前後が得意な印象。ただ全部牡馬なんですよね…

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