本日デビューを迎えるシルクのアメリカンビキニ(牝2/斉藤崇)。アメリカンファラオ産駒の牝馬で芝でもやれそうな感じはしましたが、まずはダートの短距離でのデビューとなりました。
● アメリカンビキニ ●
6/6 在厩場所:栗東トレセン 斉藤崇史調教師「5日に坂路コースで併せて追い切りを行い、レースに騎乗予定の松山弘平騎手を背に、全体が51.1秒でラスト1ハロン13.3秒のタイムをマークしています。ジョッキーは『前半から少しムキになって走るところがあり、その分終いは甘くなってしまいましたが、良いスピードがあってフットワークも良かったです。これで更に良くなってきそうです』とのことでした。想定していたよりも時計が速くなってしまったものの、ジョッキーが騎乗してのものですし、1,200m戦と言うことを考えると、これぐらい行きっぷりがある方が良いと思います。まだ中身が伴っていない中でもこれだけ動けるのですから、今後が楽しみな馬だと思いますので、まずは来週の競馬でしっかり結果が出せるよう態勢を整えていきます」
5/30 在厩場所:栗東トレセン 斉藤崇史調教師「帰厩後は順調に進めることが出来ていて、先週末には坂路コースで14-14程度の時計を出しました。その後もこれと言って気になるところは見られなかったので、29日の追い切りは併せてしっかり負荷を掛けて行っています。道中はアメリカンビキニが先行し、同じ2歳新馬に併せて仕掛けに入ると、最後は0.2秒遅れてゴールしました。テンから意識的に飛ばした分、最後は甘くなってしまいましたが、相手にジョッキーが騎乗していたこともありますし、こちらは強め1本目とすればまずまず動いてくれたと思います。まだトモの緩さからスッと動き切れないものの、追い切り本数を重ねていけば解消されてくるでしょうから、再来週のレースに向けて乗り込みながら中身を作っていきたいと思います。なお、鞍上は松山弘平騎手に依頼しています」
調教ではよく動いているようでテンから飛ばして行って、最後垂れている様子。それでも調教の内容としては先生も評価しているようで、1週前追い切りで騎乗した松山騎手もスピード性能は褒めてくれています。最終追い切りも怪物候補のヤマニンウルスと坂路で併せて追走から馬なりで同入しています。
既に十分な馬格があり、筋力もありそうな馬ですが、まだ中身は伴っていないというのが斉藤先生の評価。そう考えるとそれでこの時期にデビューできるだけでも今後が楽しみではありますが坂路調教しか行っておらずコーナリングなどちょっと心配は残ります。
ダートの短距離戦ですからどれだけスタートを決めてポジションを取れるのかが重要な一戦になりそう。調教の感じからすると終いを活かすというよりはテンから行って押し切るのがスタイルになりそうですから合いそうではあります。
評判が良いのはコパノリッキー産駒のテーオーテバルディですかね?メンバー構成的には厳しい訳ではありませんし、人気にもなると思うのでしっかり結果を出して欲しいところです。