シルク ベストミーエヴァー近況【状態は安定するも復帰は来年の東京開催か?】

9月のレースに出走予定も左トモ、右前蹄の状態が思わしくなく出走を回避して天栄に放牧に出たベストミーエヴァー(牝3/国枝)のその後です。

11/1 在厩場所:ノーザンファーム天栄 天栄担当者「この中間は周回コースでのハッキングとトレッドミルでのキャンターを行っています。周回では長めのところをじっくりと動かすようにしており、その分強めのところはトレッドミルで補っています。厩舎サイドからもいつとは拘らず、馬の状態に合わせてじっくり進めて欲しいと言われていますので、この感じで調整していければと思います。馬体重は509kgです」

11/8 在厩場所:ノーザンファーム天栄 天栄担当者「引き続きトレッドミルでの軽めのキャンターを交えつつの調整ですが、周回コースでは軽めのキャンターまでペースを上げています。乗り運動の負荷は強まりましたが、トモの歩様が悪い方に向くことはありません。段々と寒さも増してきましたが、健康状態にも良い意味で変わりはありませんね。馬体重は504kgです」

11/15 在厩場所:ノーザンファーム天栄 天栄担当者「周回コースで乗り運動を行っていても、トモの状態に問題が出てくることは無かったので、今週初めに坂路コースを15-15くらいで登坂しました。引き続きトモの歩様はキープ出来ていたものの、今度は右前を気にする素振りを見せてしまいました。おそらく蹄に痛みがあるようで、現在はトレッドミルで軽めのキャンターを行いつつ様子を見るようにしています。馬体重は502kgです」

11/22 在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「その後はトレッドミルのペースを少しずつ上げながら様子を確認していましたが、歩様はキープ出来ていましたし、今週半ばから乗り運動を再開しました。現在は周回コースでのハッキングを行っており、身のこなしに問題は無いものの、引き続き一つずつ慣らしながら調教強度を上げていければと思います。馬体重は505kgです」

11/29 在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「今週は周回コースとトレッドミルを併用しながら調整しています。共に軽めのキャンターで動かすようにしており、先週よりは全体的な負荷を強めることが出来ています。目に見える感じでは蹄やトモの状態に違和感はありませんが、今後も焦らずに調整していく方針です。馬体重は505kgです」

12/6 在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「今週は周回コース中心の調教メニューへ移行しています。ペースも上げて、週2回は4ハロン17-17で乗り進めていますが、脚元の状態に問題はありませんね。一気に負荷を強めていくのは避けた方が良いものの、この調子で徐々にピッチを上げていければと考えています。馬体重は504kgです」

12/13 在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「今週も週2回周回コースでの乗り込みを行っていますが、ペースは4ハロン15-15まで上げています。ペースアップ後も引き続き脚元の状態は落ち着いていますし、身のこなしもしっかりとしていますね。状態を見つつ、更に負荷を強めていければと考えています。馬体重は513kgです」

12/20 在厩場所:ノーザンファーム天栄 天栄担当者「先週は15-15までペースを上げましたが、脚元に変化はなく手応えにも余裕がありましたので、今週は更にペースアップを図り、周回コースで4ハロンから15-14をこれまで2回行いました。終いハロン14秒でも、しっかりと動くことができていますし、この調子で少しずつ調教強度を上げていきたいですね。馬体重は514kgです」

12/27 在厩場所:ノーザンファーム天栄 天栄担当者「今週は週2回周回コースでの調教を行っており、4ハロン14-14ペースで乗っています。先週よりもペースアップを図ったことに加えて、それ以外の日にも周回でのハッキングを行ったりと、全体的な調教強度を高めることが出来ています。この調子で乗り進めつつ、ベース強化を図っていきたいところです。馬体重は515kgです」

天栄と国枝厩舎のコミュニケーションでは特に期日を決めずに調整することを定めているようですが、おそらく2月1日からの東京開催でしょうね。まだ具体的な話が出ていませんが芝1,800mのレースが2/1、2/23と2鞍組まれているのでどちらかになるのではないでしょうか?牡馬混合のレースですが、牡馬相手だとしてもこのクラスでは間違いなく力上位ですからね。

ただせっかくトモの状態をキープできていたのに今後は右前の蹄に痛みが出てりと、なかなか順調に調整ができていませんでした。左トモ、右前蹄と対角線に痛みが出てしまうのは致し方ないところですが、万全の状態に一度整え直してから立ち上げたくても、馬体重が増えるとそれだけ負担も増えてしまうのである程度は動かしておきたいというところでしょうか。現状は15-14も取り入れられているようですし、徐々に調子も上向いて来そう。

あとはこれ以上のトラブルが発生しないことを祈るばかりですね。

戦ってきた相手を考えても、馬体のデキなどをみても十分上のクラスでも戦えそうですし、重賞戦線で勝負できるポテンシャルを秘めた馬だと思いますから、なんとか復活を期待したいですね。

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