セレクトセールの上場馬が5月中旬に発表となりましたが、実はその中に今年の1歳馬で1番欲しかった馬が上場されてしまいました。それが⬇️
デルフィニアⅡの23(父キタサンブラック)
ノーザンファームの生産馬で出資馬であるシルクのベストミーエヴァーの半弟になります。母は英チャンピオンズフィリーズ&メアズ、ロワイヤリュー賞とG1での2着が2回。祖母Againが愛1000ギニー馬という血統。ベストミーエヴァーはNo Nay Never産駒の持ち込み馬でしたが、そこからキズナ、キタサンブラックと種付けされており母への期待度が伺えますし、ベストミーエヴァーもしっかりと勝ち上がってスイートピーSでも3着と健闘してくれました。
そして何よりも今年の出資の中で最大のテーマとしているキタサンブラックの産駒ということが大きいですね。キタサンブラックはこの世代が5世代目。今年のクラシック世代も5世代目だったキズナとエピファネイアの産駒が活躍しましたが、5世代目は初年度産駒の活躍を受けて種付けされている世代ということもあって繁殖牝馬の質も上がって期待値が上がります。キタサンブラック産駒も2021年産、2022年産と2023年産ではそのクオリティが違うはずです。実際キタサンブラック産駒は3世代目の現3歳世代ではまだ重賞未勝利で世代別のリーディングでも上位にはいません。
そのキタサンブラック産駒の王道は母父ノーザンダンサー系で、尚且つ母系にサンデーサイレンスを持たないということ。まさにそのパターンに当てはまる1頭がこの馬で、半姉がNo Nay Never産駒でしっかりと日本の芝に適性を示したことでより信頼度が上がりました。
正直この馬が例えばサンデーRで募集されたら多少のお金を使ってでも入会して申し込みをするつもりで特別入会もしましたがサンデーやオーナーズのリストには名前がありませんでした。ということでまさかシルクに来てくれるのか!と思っていたのですが、想定の範囲内ではあったのですがセレクトセールに上場となってしまいました。
セールに上場されれば間違いなく高額な取引になるでしょうし、もちろんキャロットやシルクが落札可能性も無くはありませんが、高額な馬には手を出さないと思うのでこれで実質出資のチャンスは失われましたね。あとは仮に何かしらのトラブルで非上場となってキャロットの募集に回るという可能性もありますが、そんなことは願いたくもありません。
果たしてどんなオーナーの元に行くのか…
出資馬の下で言えばコスタレイの下のボンドガールはサイバーの藤田社長の元に行きましたし、兄のダノンベルーガもダノックスの馬でしたからね。
このデルフィニアⅡの23の将来が楽しみですが、姉のベストミーエヴァーにも秋は秋華賞を目指して勝利を積み重ねて欲しいですね。