ダートグレードレース振り返り【2歳ダート王決定戦 全日本2歳優駿&名古屋大賞典】

  • 2024年12月21日
  • 競馬

2歳ダートチャンピオンを決める一戦は西村淳騎手騎乗の2番人気ミリアッドラヴ(牝2/新谷)が制してデビュー3連勝でJpnⅠ制覇となりました🥇2番手からレースを進めると3コーナーで早くも先頭に立ち、最後は迫るハッピーマンを振り切りました。

父ニューイヤーズデイ 母レディバード(母父スマートファルコン)という血統のノーザンファーム生産馬。半姉スティールブルーも重賞3着の実績でしたが、父も変わり、ダートで世代の頂点に牝馬ながら立ちました。父ニューイヤーズデイも社台SSから離れることが発表になってから産駒がビッグレースを制覇したということで、この流れはリアルスティールにも似ている感じがしますね。

ダートの2歳路線は特に牝馬が強そうで、この馬とプロミストジーン、そして出資馬のアメリカンビキニが牝馬3強なような気がします。前走のエーデルワイス賞も仮にアメリカンビキニが出走していたらどうだったのか?ノーザン側ではアメリカンビキニが勝てたという自信はあったようですが、果たしてどうだったのか?もしかするとサウジ🇸🇦あたりでの初対戦があるかも?しれません。なぜアメリカンビキニが物差しになるのか?と言えば今回の2着がハッピーマンだったこともあるでしょう。デビュー戦はアメリカンビキニはハッピーマンの2着だったもののヤマボウシ賞ではアメリカンビキニがレコード勝ちでハッピーマンは4着。そこからハッピーマンは兵庫ジュニアグランプリを制していますし、マイルがこなせるならアメリカンビキニも良い勝負になるのではないでしょうか?

1番人気だったナチュラルイズは4着。道中も頭を上げて、コントロールが効かない様子でしたしまだまだ成長が必要なのかもしれませんね。左回りが得意では無さそうという横山武騎手のコメントもありますが、それでも一応カトレア賞勝っていますからね。左回りの選択肢が消えると今後が厳しくなりますね。

勝ったのは戸崎騎手騎乗の2番人気ミッキーファイト(牡3/田中博)でした。ノットゥルノが逃げて2番手からのレース。最後の最後までノットゥルノと競り合いながらクビ差抜け出して今年のレパードSに続いての重賞2勝目を挙げました。

父ドレフォン 母スペシャルグルーヴ(母父スペシャルウィーク)という血統のノーザンファーム生産馬。グルーヴィット、ジュンライトボルトの下にあたる馬になりますが、ここまで6戦4勝。ラムジェット、フォーエバーヤングには敗れていますが、3歳馬の中では上位クラスの馬。今回はノットゥルノとの2.5kgの斤量差もありましたが、ここでしっかりと賞金を加算できたのは今後にも繋がる大きな1勝ですね。

2着のノットゥルノは60kgと勝ったミッキーファイトより2.5kg思い斤量を背負いながらも逃げてあと一歩のところまでいきました。今年は復活して佐賀記念、名古屋グランプリと交流重賞を2勝するもG1/Jpn1では上位争いに食い込むことができていませんが、年末最後の東京大賞典でどうなるか?ですね。

逆に1番人気に推されたヤマニンウルスはいつもの手応えが無く6着に敗退。5戦5勝でプロキオンSを制しましたが、いかんせん数を使うことができない馬ということでチャンピオンズCは除外に。賞金を加算して来年の競馬に臨む為に挑んだ一戦でしたが、キャリア初の敗戦を喫してしまいました。数を使うことができれば賞金加算のチャンスも多いですが、一戦一戦が勝負の馬なので次のどこを最大目標に置くのか?そしてそのためにどこを使って賞金を加算するのか計算が難しい馬ですね。

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