ダートグレード競走振り返り【クラスターカップ&北海道スプリントカップ】

  • 2024年8月16日
  • 競馬

台風の影響で12日の開催から2日順延で14日に開催されたクラスターカップ。各陣営調整に苦慮したと思いますが、勝ったのは池添騎手騎乗の1番人気ドンフランキー(牡5/斉藤崇)でした。スタートを決めて逃げると最後は馬場の真ん中を通りながらクロジシジョーの追撃を凌いでの重賞3勝目。昨年はリメイクの2着でしたが雪辱を果たしました。

父ダイワメジャー 母ウィーミスフランキー(母父Sunriver)という血統のノーザンファーム生産馬。母は米ダートG1 2勝の実力馬。どんな種牡馬をつけても産駒が大きく出るのが特徴でディープやオルフェの仔でも500kgになりますが、馬格のあるダイワメジャーをつけたら、なんと今回の馬体重607kg!確かにダート短距離以外では厳しそうな馬体ですが、それでもちゃんと仕上げてくるのがさすが斉藤崇史先生ですね。アメリカンビキニもよろしくお願いします🙇

ダートスプリント路線ではなかなか国内にビッグレースがありませんが、ドバイGSでも離されながらも2着に来ているように海外でもやれるだけの力はありそう。馬格では負けませんからね✨

今年から3歳限定のレースとなったレース。勝ったのは武豊騎手騎乗の3番人気チカッパ(牡3/中竹)でした。先に抜け出しを図ったエートラックスを直線後方から捕らえて重賞初制覇となりました。

父リアルスティール 母ユニキャラ(母父Into Mischief)という血統の新ひだか町サンデーヒルズの生産馬。前走の兵庫CSはエートラックスに敗れましたが今回は距離短縮でリベンジとなりました。リアルスティール産駒はフォーエバーヤング以来の地方交流ダートグレード競走勝利。母系をストレートに反映する種牡馬のようで米国型だとダートに出て、日欧だと芝に出るケースが多い様子。社台SSからも出されてしまい、いまいちクラブでも人気が上がりきらないのはどうしても歩様が硬くでてしまうからだと思いますが、思い切ってダートに振った方がライバルも少ないから生きていく道がありそうですね。

2着に敗れたもののエートラックスは1kg斤量を背負っていましたし、それでも初距離のレースで2着まで来たのはさすがですね。ニューイヤーズデイ産駒には個人的には期待しているので、今後もダート短距離路線で期待したいところ。あとは本馬に続くような馬が早く出て来て欲しいですね。

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