スパーキングレディーカップ 川崎 ダ1,600m
勝ったのは菱田騎手騎乗の1番人気アーテルアストレア(牝5/橋口)でした。道中は後方2番手からのレースでしたが、3コーナーからロングスパートを掛けると最後はキャリックアリードとの競り合いを制して重賞3勝目となりました。
父リーチザクラウン 母スターズインヘヴン(母父ワークフォース)という血統。叔父にマーチステークス勝ちのセンチュリオンがいるという血統の白老ファーム生産馬となります。セレクトセールの取引額が1,100万円だったことを考えると馬主孝行な馬✨距離の長かったエンプレス杯、牡馬混合の中央G1チャンピオンズカップでは崩れましたがマイル、1,800mで牝馬相手なら安定した成績を残しています。
今後はコリアカップとレディスプレリュードの両睨みのようですが、コリアカップなら初の海外遠征ですが、リーチザクラウン産駒は海外でも結果を残せていますから、牡馬相手でどこまでできるかでしょうね。
2着のキャリックアリードはシルクの地方所属馬ですが昨年までは中央所属でオープンクラスまで勝ち上がって転厩。その後も交流重賞で安定した成績を残していますが、今回も惜しい2着。グランダム・ジャパン2024 古馬春シーズンの優勝馬ですが、重賞タイトルはなんとか獲得して欲しいですね✨
マーキュリーカップ 盛岡 ダ2,000m
勝ったのは横山武騎手騎乗の2番人気クラウンプライド(牡5/新谷)でした。2番手追走から向正面で早々と逃げたヒロシクンを捕らえて単独先頭へ。ビヨンドザファザー、ロードアヴニールに迫られましたがハナ差凌いで重賞3勝目。これまでの重賞勝ちがUAEダービーとコリアカップだったので意外にもこれが国内重賞は初制覇でした。
父リーチザクラウン 母エミーズプライド(母父キングカメハメハ)という血統の社台ファーム生産馬。叔母には福島牝馬Sを制したホウオウエミーズがいるという血統です。ということでどちらの重賞もリーチザクラウン産駒が制しました。
これまでG1での2着が3度あり、足りないのはG1の勲章だけ。この秋の戴冠が期待されますね。
父系はスペシャルウィークを繋ぐ貴重な血統。スペシャルウィークの名前自体はシーザリオの仔たちにを通じて残っていくのは間違いないですが、父系としてはこのリーチザクラウンの血を繋いで行かないといけません。このままいけば社台SSでの種牡馬入りは難しいかもしれませんが種牡馬入りは間違いないはずですし、無事に次のステージに上がって欲しいのですが…