プチブレイクの種牡馬Palace Malice【数少ない産駒から重賞馬&新馬勝ち】

先日のデイリー杯2歳Sジャンタルマンタル(牡2/高野)が制したことで産駒のJRA重賞初制覇を達成したのが種牡馬Palace Maliceになります。

今年の2歳馬はJRAで5頭が出走して上述のジャンタルマンタル、そしてノルマンディーのノーブルロジャーが勝利を挙げています。しかも芝1,600-1,800mと1番競合が激しい部門での勝利、そして重賞勝ちというのが価値があります。

現役時代には2歳から5歳まで米国で走り19戦7勝という成績。ビッグタイトルは3歳時のベルモントSと4歳時のメトロポリタンHの2勝になります。両方ダートのレースですが2,400mのG1レースを制して、翌年にはマイルのG1制すなんてことはなかなかできることではありません。種牡馬入り後も初年度からBCジュベナイルターフの勝ち馬であるストラクターを輩出しています。

そして注目はその血統です。父Curlinの初年度産駒にあたる本馬。母のパレスルーマーは後に日本に輸入されてノーザンファームで繁殖生活を送っています。その産駒には今年の天皇賞・春を制したジャスティンパレスがいます。こちらはディープインパクト産駒でセレクトセールで2億9,000万円で取引された馬。神戸新聞杯、阪神大賞典と長距離路線での活躍が目立ちます。そのほかにも重賞こそ制していませんがアイアンバローズが同じように長距離路線で活躍しています。こちらはオルフェーヴル産駒でセレクトセール1億1,340万円で取引されています。

父こそ違えど日本の高速馬場の芝で結果を残している母系出身ということで日本の芝でやれるポテンシャルは秘めていた種牡馬なのかもしれませんね。それでいて米国でも最も長距離のダートG1ベルモントSを制している訳ですからスタミナも備えている種牡馬なのでしょう。

ノーブルロジャーはシンザン記念を目指すようですし、ジャンタルマンタルは朝日杯FSで3連勝を目指すことになります。まだ長距離のレースはありませんから、両馬ともマイル路線を一旦は進む様子。ただ一概に短いところの馬では無いでしょうから、ここの結果を受けてどういった成長を遂げるのか注目です。

産駒を手に入れるには現状海外セールの購入馬か持込馬になりますから、出資のチャンスは少ないかもしれませんが、毎年セール購入馬が追加募集されることもありますから、もしかすると芝での好成績を受けてセールで購入してくることもあるかもしれませんね。やはり母系が日本でしっかり活躍しているというバックグラウンドは大きいですね。

【ふるさと納税】競走馬 競馬 引退後 余生支援 動物愛護 黒潮友馬会 1万円コース 高知 須崎価格:10000円
感想(12件)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です