おはようございます。
昨年産駒がデビューしたこの2頭は期待度から言ってもライバルなはずです。昨年は勝利数、獲得賞金でドゥラメンテが勝利しましたが今年のここまで3ヶ月の成績を比較したいと思います。
基本ドゥラメンテは完敗ですね…ちょっとドゥラメンテに期待している身としては残念です。
モーリスは重賞での勝率も高いですし、すでにピクシーナイト、シゲルピンクルビー、ルークズネストと3頭も出しているのはすごいですね。対してドゥラメンテはタイトルホルダーのみ。ただモーリス産駒の重賞勝ちは1400m-1600mのみですが、タイトルホルダーは弥生賞を勝っていますからクラシックへの期待は高いかもしれません。
なぜここまでこの2頭で差が出たのか考えてみましたが、一つは馬場が悪かったということがあるのではないでしょうか。ドゥラメンテは良馬場での瞬発力タイプで直線が長いコースで力を発揮できそうですが、モーリスはどちらかと言えばパワータイプで馬場の悪化も苦にしないと思います。今年の冬は雨の影響などもあり芝の馬場の悪化があることや京都の改修の影響で中京が連続開催で芝の回復が進んでいないということも影響していると個人的には思います。
ドゥラメンテはサンデーサイレンスが血統表の近くにいることからどうしてもサンデーの3×3が増えてしまいます。そうなるとどうしても気性が勝ってしまい短距離タイプになりがちです。タイトルホルダーはサンデーのクロスがないことから距離の融通も効いたのかもしれません。
これから3歳馬も距離の長い重賞も増えてくるのでドゥラメンテにもチャンスが出てくるかもしれません。逆にモーリス産駒はダートでもチャンスがあるのではないでしょうか。勝率は芝よりダートの方が高いですからね。
去年の今頃の新種牡馬の話題はキズナでした。産駒が重賞を年明けから勝ち続けクラシックにも産駒を送り込みましたが、G1を勝ったのはエピファネイア産駒のデアリングタクトでした。キズナはまだ産駒のG1勝利はありません。今だけの成績では種牡馬としての価値は図ることはできません。ノーザンFもドゥラメンテのために海外から繁殖を輸入してきていますし、今までディープ用の繁殖牝馬だった馬にはドゥラメンテが付けられると思います。ドゥラの本領発揮はこの世代より後の世代になるかもしれませんね。