上半期に残念ながら引退してしまった馬たちを紹介。2頭目はキャロットの3勝クラスだったライリッズです。
父ドゥラメンテ 母ヒストリックスター(母父ファルブラヴ)という血統。ドゥラメンテの2世代目の産駒でベガの牝系、ハープスターの半弟ということもあり血統的な魅力は抜群でしたが、なぜか一般抽選までまわって出資できた1頭になります。
デビューは2歳9月の中山芝2,000m戦でした。ルメール騎手が鞍上ということもあり、2番人気に推されましたが5着。その後は脚元も考慮してダートを走り、デビュー4戦目の中山ダート1,800m戦で岩田康騎手を背に勝利。桜花賞当日ということで桜花賞馬のベガ、ハープスターの血が流れるこの馬にとっては勝って当然の日でしたね。
その後は芝に戻って4連敗を喫しましたが4歳5月には東京で戸崎騎手を鞍上に芝2,400mの1勝クラスを勝利。僅差での勝利ではありましたが人気に応えての勝利となりました。
その後は阿寒湖特別で2着に敗れましたが、阪神に遠征して兵庫特別で勝利を挙げて3勝クラスに入りました。ここまでは非常に順調✨ところがここからが上手くいきませんでしたね…
年明けの八坂Sでは直前まではルメール騎手が騎乗するものだと思っていたらまさかのルメートル騎手。そしてレースも硬さが気になったということで途中からレースは止めてしまって11着。次走として皐月賞当日のドゥラメンテカップを目指しましたが右前の不安、トモの不安も出て延期。
その後は脚元も考慮して東京ダート2,100mの是政Sに出走しましたが15着に敗退。
その後トレセンで右前の粗造が認められ、左前にも不安。天栄に放牧に出た後には右前の靭帯炎が発覚。両前脚の不安が発覚したこともあり大事に至る前に引退となりました。
通算成績 13戦3勝 2着2回 3着2回
ダートで勝ち上がり、芝中距離で2勝を挙げてくれましたが、3勝クラスに入ってからはどうも噛み合いませんでした。ただできれば1回は芝のハンデ戦でのレースは見て見たかったですね…東京だったらチャンスはあったんじゃ無いかなぁと思いますね。
この血統背景の馬ですから、もっと大きなところまで狙いたかった馬ですし、牡馬ということで長く楽しめるかなぁと思っていた矢先での引退だったので残念でなりませんが大事には至らなかったということで命に関わらなかったのは不幸中の幸いでした。
こちらもドゥラメンテ産駒。自身同様にドゥラメンテ産駒は脚元の不安が付き纏いますね…