先週はスノーグレース(牝4/中館)が福島へ遠征して3勝クラスのレースに挑戦しました。
7/1 福島11R 鶴ヶ城S(3勝C) ダ1,700m
スノーグレース(牝4/中館)
スタートが早くなく、先行することができませんでした。そして馬群の中での競馬となり、懸念していたキックバックをモロに受ける形に。3、4コーナー早くなったところでは置かれてしまい、勝負には加われず。結果は8着/13頭でゴールしました。
7月1日(土) 福島11R 鶴ヶ城ステークス (混) ダート1700m 武藤雅(56.0kg) 8着 7人気
武藤雅騎手「調教師からは砂を被らないように出して行って欲しいとリクエストされていましたが、スタートはこれまでと同様にあまり速くなかったので、今後のためにも馬群の中で競馬を進める方に切り替えました。道中はキックバックにも我慢して追走していたのですが、勝負どころでペースが上がり砂を被る量が増えたところで怯んでしまい置かれてしまいました。それでも、直線に向いてからはもうひと脚使ってくれましたし、あまり向いているとは言えない小回りでもよく頑張ってくれたと思います。今日は落ち着きがあって他の馬と一緒に返し馬も行えましたし、徐々に成長を感じさせてくれる内容だったと思います」
中舘英二調教師「徐々に良くはなっているのですが、あまりゲートが速くないのでポジションが想像していたよりも後ろになって心配しました。それでも道中はキックバックを我慢して走っていたと思いますし、気持ちも切らさずに走ってくれましたね。狙っていた東京のレースを除外となってから輸送を考慮した調整に切り替えて、美浦を出発する前にも飼い葉を食べさせたのですが、福島競馬場に着いてから食べてくれずに馬体重を減らしてしまいました。レース後、直接ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきますが、今後は当日輸送となる中山や東京の方が良さそうですね」
今回はスタートが決まらなかった時点で武藤騎手は内側に入れて、馬群の中でのレースを覚えさせる形になったんですね。結果としてはやはりキックバックの影響はあったようですし、できれば外枠で先手を取る競馬が今後も理想ですね。
気になったのは馬体重ですね。前走に続けての馬体減でだいぶスラっと見せていました。とてもダートで勝ってきている馬には見えなかったですね。特にこのクラスになると周りは強敵の500kgを超える牡馬だらけですから余計に華奢に見えてしまいました。これで夏休みに入って馬体の回復に努めてもらいたいですね。
今後のレースの選択肢としては中館先生も東京、中山の当日輸送の競馬場とコメントされているので早くても9月の2週目以降ですね。ただ3勝クラスともなると相手がかなり強い。芝ならまだ太刀打ちできるのですが、ダートは完全に馬格のある牡馬が有利ですから、今後も苦戦を強いられそうです。得意の東京マイルでダメだった場合には思い切って地方転出もありなのではないでしょうか?残っても厳しい戦いが強いられますし、頭打ちになったところでそういった選択肢も個人的には賞金獲得のためにはありなのでは?と思います。
本馬は高齢繁殖の仔の牝馬。そしてダートが主戦場となる父ドレフォンの産駒ということで募集価格1,600万円と格安の値段でした。それでもJRAで3勝もプレゼントしてくれ、なんなら4歳世代の愛馬の中では1番の活躍です。募集時の人気もありませんでしたが、人気通りに活躍してくれないのが一口馬主の難しいところでもあります。今年のシルクの募集馬リストも公開されましたが、実績が少ない身としては、こういう穴馬を掘り当てたいですね✨