5月に出資馬唯一の勝利を挙げてくれたレッドシュヴェルト(牡4/尾関)が続戦で2勝クラスの由比ヶ浜特別に出走。今回はモレイラ騎手からルメール騎手への手替わりでしたが初勝利を挙げていたコンビでもあるのて特に心配はしていませんでした。
6/1 東京10R 由比ヶ浜特別(2勝C) 芝1,400m
レッドシュヴェルト(牡4/尾関)
今回は問題なくスタートを切りましたが、馬なりで最後方へ。後ろから1番人気の3歳牝馬バウンシーステップを見るような形になりました。最後の直線でも相変わらず1番後ろでしたが、外に持ち出してバウンシーステップに被せに行くと、並ぶ間もなく突き抜けて逃げるプレジャークルーズ目掛けて鋭く伸びると最後は2馬身の差をつけての完勝で1勝クラス、2勝クラスを連勝🥇🥇斤量の軽い3歳牝馬も相手にしませんでした。
C.ルメール騎手「強かったですね。ガタガタはしていましたが、タイミング良くゲートを出てくれました。溜めた方がいい馬なのでそのまま馬の気に任せていきましたが、ヤル気十分という感じで、ずっと凄い手応えでしたよ。直線を向いて先頭を見た時には、かなり離れていましたからね。どうかなという気持ちは頭をよぎりましたけど、前の馬の外に出して追い出した瞬間にロケットのような加速をしてくれました。前に乗った時より成長したのか、反応も早くなって末脚の切れが増しましたね。これならもっと上のクラスでも勝負になるでしょう。マイルもこなせると思いますし、スタートであまりに遅れたりしなければ1200mでもいけそうです。この後が楽しみですね」
尾関知人調教師「体は減っていましたが馬体の感じは良かったですし、状態は維持できていたと思います。乗り方はジョッキーに任せていましたけど、この馬としてはスタートも出てくれましたから。ポジションは後ろでしたが、いい走りができているなと思いながら見ていました。あとは直線でどれだけ伸びるかというところで、いつも本当にいい脚を使ってくれますね。以前より体質がしっかりしたことで連戦でも力を発揮できるようになってきましたし、競馬の内容も良くなって、お父さんの成長曲線をなぞってきた気がします。この後は一息入れるつもりですが、距離にも融通は利きそうということなので、次走に関しては色々と考えたいと思います。会員の皆様、おめでとうございました」
ルメール騎手がロケットのような加速と表現してくれたように上がり3F32.9秒の末脚は父レッドファルクスの豪脚を彷彿とさせるような末脚でした。
東京の芝1,400mでこれで3勝目ということで、相当この舞台が合っているのは間違いなさそうですが時期的なものも合っているのかもしれませんね。
ルメール騎手のコメントからは1,200m-1,600mでもこなせるということですが、スタートに難があるのでスプリントは怖いですね。とりあえずは1,400mを極める方が良いような気がしますね。
これで休養に入るとのことですが、秋まで休養なのか、夏の新潟を使うのか?
今年の夏は新潟にルメール騎手がいるということですから、新潟で使うことも想定しているかもしれませんね。
尾関先生のコメントからも父のレッドファルクスの話も出てきましたが、父は4歳のこの時期には1度1600万下(現3勝C)を勝利してから降級して秋に同じクラスを再び勝利してOPクラス入りしています。確かにほぼほぼ父と同じところまで来たのかもしれませんね。父はダートも使われていましたが、重賞を初めて勝ったのは5歳になってからですから、これからまだまだ成長も期待できそうです。
3、4歳世代が絶不調の東サラですが、その中でも格安の馬で尚且つ唯一の出資馬がついにクラブ内世代No.1の獲得賞金となりました。回収率は今後もどんどんアップするでしょうし、牡馬ですから父同様に長く現役期間を楽しみたいですね✨