昨日は東京競馬場で優駿牝馬オークスが開催。キャロットのヴィントシュティレ(牝3/古賀)が出走しました。
5/19 東京11R オークス 芝2,400m
ヴィントシュティレ(牝3/古賀)
6枠11番からのスタート。出たなりでレースを進めるということでしたが、スタートは5分に切れたものの前につんのめる形になり、上手くスピードには乗れませんでした。それでも前に出していくとショウナンマヌエラとハナ争い。1000m通過57.7秒という距離の割には早いペースを刻み、向正面では先頭に立ちます。ただ最終4コーナーでは既にガス欠状態であっさりと馬群に飲み込まれてしまい、最後は歩くようにゴール。17着からも大差の18着に終わりました。
- 24/5/19 古賀厩舎19日の東京競馬ではスタートを切り、じわっとあげて2番手を進み3コーナー手前で先頭に立つ。そのまま粘り込みたかったが、直線では完全に脚が上がり18着。「北村と話をして、現状は上手な競馬をできるまでの調教は十分でなかったので、喧嘩をせずリズムよく行くことをしようということで、逃げる作戦でいました。真ん中やや外の枠は良いなと思いましたが、並びから外のショウナンさんの馬がポイントだと思い、スタートが鍵を握ると思っていたところ、滑るような格好になったことで抜群のスタートにはならず先に前に出ることはできませんでしたね…。収まる馬なら良いのですが、今回は窮屈な競馬をしないということがテーマだったこともあり、あの形になってしまいました。ジョッキーに話を聞くと“並ぶ形なら斜め後ろよりも前のほうが良いと判断してあの形を採りましたけれど、ペースが速くてさすがにキツくなってしまいました。申し訳ありません”とのことでした。我々としても何とかお母さんのように持ち味を発揮してと思っていたのですが、かなり厳しい競馬になってしまい申し訳なく思います。パドックでは発汗が目立ちましたけれど頭のなかのリミッターが外れてしまってパニックになるようなことはありませんでした。G1の舞台でその点が気がかりではありましたが、我慢できていたという点はこの馬にとって評価できると思います。また、北村に今後のことも含めて話をすると、“今日はテーマとしていた逃げるという形に徹したけれど、稽古の感じや前走の走りのイメージと異なり、今日の感触だけで言えば番手からでも競馬ができそうな気がしたから、時間はかかるかもしれないけれども丁寧に教えていければ上手な競馬もできるようになりそう”と言っていたので、今回の経験を無駄にせず、今後に活かしていけたらと思っています」(古賀師)前走で待望の初勝利を挙げたばかりでしたが果敢に樫の舞台へ挑戦しました。母の再現以上の走りを期待して送り出しましたが、リズム重視とは言えさすがに速く、残念ながら最後は疲れてしまいました。残念ではありますが、大舞台のレースに臨んだ経験を、特に精神面の糧にして成長していってくれればと思います。この後についてはレース後の状態をよく確認してから検討していきます。
パドックから見ていても明らかに1頭だけ発汗の量が多くて心配していましたが、なんとか完走してくれました。まだまだ上位クラスと戦うには高い壁があるということを学びましたね。それでも精神的に難しい馬でありながら、オークスという大舞台で多くのお客さんの前で我慢できたのは収穫だと思います。今回は完全にノーザンの”ラビット”的な出走になってしまいましたが大きく目立つこともできましたので、自分の競馬はできたのでは無いでしょうか。
これで1勝クラスからのやり直しになりますが、この2戦の疲れはしっかり取ってもらって夏の新潟あたりで復活して勝利を積み重ねてもらいたいですね。現状まだまだ上位との力差はあるようですし、秋は秋華賞というよりは自己条件でコツコツと勝負していった方が良いかもしれませんね。
愛馬初の春のクラシック出走でしたが、結果はヴァイスメテオールが挑戦した2021の菊花賞の16着よりも悪い18着でした。それでも見せ場は作ってくれたので満足感はありますね。
愛馬初のG1勝利は果たしていつやって来るのか、まずは1桁着順ですね💡