先週出走の2歳馬2頭の結果を振り返ります。
10/9 東京2R 2歳未勝利(牝) 芝1,600m
ヴィントシュティレ(牝2/古賀)
単勝1.5倍の圧倒的人気に推されていて、スタートを決めてそのまま前へ。ところがそこから逃げ馬のペースに付き合ってしまう展開になります。最後の直線では伸びそうなところもあったのですがすぐにたれてしまい7着/13頭と大きく期待を裏切ってしまいました。
- 23/10/9 古賀厩舎9日の東京競馬では好スタートから道中2番手を追走するも、直線では追ってから反応できず7着。「ゲートはしっかり出てくれて楽に2番手につけられました。道中の走り、リズムは悪くはなかったけど、直線はワンペースな走りになってしまいました。まだ背腰に緩さがあって力が付ききっていない馬なので、その影響でギアが上がらなかったのかなと思います。いい結果を出せず申し訳ございません」(ルメール騎手)「2度目の競馬で精神面の昂ぶりがどうかはポイントでしたが、輸送、装鞍、パドックと悪くない雰囲気でこなせていました。それでも、ジョッキーには返し馬でスイッチが入る可能性があるから特に慎重に、と伝えていて、そこもまずまずかなと見ていました。ゲートはしっかり出てくれてスッと番手を確保し、道中のリズムはまずまずだったと思いますが、ある程度ペースが流れていたにしても直線が案外でした。お母さんとは少しタイプが違って、フットワークが大きくキレイに走るタイプなのでちょっと緩くなった馬場と、ジョッキーの言うようにまだ力が付ききっていない部分で最後に余力がなくなったのかもしれませんが、早々に手応えがなくなってしまいましたね…。気性的に後ろ向きになっていたなとは感じなかったのでそれが敗因ではないでしょうが、いい結果を出したかっただけに申し訳なく思っています」(古賀師)好スタートから道中は2番手をリズム良く追走しているように見えましたが、開幕週とは言え降雨の影響で緩くなった馬場の影響もあったのか、最後は余力がなくなってしまいました。現状で敗因はハッキリとはしませんが、新馬戦の内容からも力を発揮できれば勝ち負けできるはずですから、態勢を立て直して次走での巻き返しに期待したいです。今後はレース後の状態を確認してからどうするか判断していきます。
ルメール騎手は緩さを敗因に挙げていましたが、明らかにペースの問題はあったと思いますね。まさか単勝1.5倍でハイペースに巻き込まれて潰れるとは…新馬戦の3着だったサフィラは勝ち上がっていますし、4着以下は離していましたからね。走り方的にもあまり重たい馬場は得意ではなさそうでしたし、今度は良馬場での巻き返しを期待したいですね。
10/9 東京3R 2歳未勝利 芝1,800m
ベストミーエヴァー(牝2/国枝)
こちらもルメール騎手が騎乗で単勝は1.5倍とヴィントシュティレと同じ。しかしこちらは出遅れて後方から。スローペースで逃げられてしまい、後ろからでは厳しいなぁ…とは思ったのですが、悪い予想が的中。逃げ馬に上がり3F34.6秒の脚を使われ、最後はこちらも34.1の脚で追い上げるも届きませんでした。3着🥉/9頭に終わっています。
10月9日(月) 東京3R 2歳未勝利 芝1800m C.ルメール(55.0kg) 3着 1人気
C.ルメール騎手「ゲートの駐立は問題なかったですが、ジャンプスタートになってしまいました。大きなストライドで走る馬で行き脚が付くまでに時間が掛かりますし、まだトモも緩いのでそこから押して巻き返して行くよりは直線で脚を使う競馬をしようと控えたのですが、スローペースになってしまいました。折り合いは問題なかったですし、直線でもいい脚を使ってくれていますから、スタートを出て最初から自分のペースで走れればすぐに未勝利は勝てる馬だと思います」
この日のルメール騎手は全くペースを読み切れていませんでしたね。ヴィントシュティレ、ベストミーエヴァーとチグハグな競馬になってしまいました。それぞれ逆のレースができていれば…
ベストミーエヴァーは上がり最速ですし、馬場もなんとかこなしてくれたようなので、できれば年内に勝ち上がりを決めてクラシック路線を目指して欲しいところなんですが、使っても年内あと1戦でしょうし、この馬場を走った後と考えると年明けコースもあるかもしれませんね。
ということでこの日は完全にいわゆるダメールの日でしたね😭まさか単勝1倍台の2頭で負けるとは思いませんでしたよ…
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