おはようございます。
いやー東スポ杯2歳Sのイクイノックス(牡2・木村哲厩舎)は完勝でしたね。道中後ろからだったので、切れ味はどんなものなのか楽しみに見ていましたが、3F32.9秒の末脚で勝利。ルメール騎手も楽勝だったとのこと。これは先々楽しみですね。キタサンブラック産駒初の重賞制覇となります。兄のヴァイスメテオール(牡3・木村哲厩舎)に出資している身としては、やはりこの牝系はポテンシャルが高いということを認識させてくれて嬉しい反面、もう兄を越してG2制覇するとは…と悔しい思いも反面です。デビューから2戦連続でルメール騎手騎乗ということで期待もされていたと思いますし、これからルメール騎手がどの馬をお手馬にするのかも楽しみです。ヴァイスで勝った時もガッツポーズしてくれてたんだけどなぁ…
父は違いますが、兄弟でこの2頭は体型も異なりますね。ヴァイスメテオールは大型馬でパワー型。イクイノックスはどちらかと言えばスラッとしていて切れ味がありそうな体型をしています。母のシャトーブランシュもマーメイドS勝ちがありますが、ヴァイスメテオールが初のシルク所属馬同士の親子重賞制覇でした。20年産は募集がありませんでしたが、もし来年以降産駒募集があれば大人気必至でしょうね。シルクを代表する血統になりそうです。この後日曜日の東京では長女のミスビアンカ(牝4・高橋義厩舎)が2勝クラスを勝利しました。これで↓
長女:3勝クラス 長男:OPクラス G3勝ち 次男:2歳OPクラス G2勝ち
あとはG1タイトルがあればおこがましいですが、キャロットのシーザリオ系に近づけるのでは?
マイルCSはグランアレグリア(牝5・藤沢和厩舎)が優秀の美を飾る差し切りで強いと言われていた3歳世代を一蹴しました。やはりこの馬は怪物でしたね。G1 6勝目で獲得賞金が10億円を超えました。マイルG1 5勝ですから最強マイラーであることを改めて証明しましたね。母、弟が既に死亡しており、Tapit産駒として芝で活躍した母タピッツフライの貴重な血を残す役目がこの馬には残っています。最初のお婿さんはどの馬になるのでしょうか?マイラーということでロードカナロアか?クラシック路線を目指してエピファネイアか?はたまた輸入種牡馬か?なんなら海外で種付けしてきても…と思ってしまうくらいの血統ですし、セールに出てくれば世界中のバイヤーが黙っていないでしょうね。ルメール騎手もこれでJRA1500勝を達成しました。
さてこれでグランアレグリアは優秀の美を飾った訳ですが、JCではコントレイルが引退となります。当日引退式を開催するということで陣営としては負ける訳にはいきません。ただ4歳世代の牡馬はどうも古馬になってから振るいません。コントレイル、サリオス、アリストテレスといった3冠で連帯した3頭で今年は「1勝」です。しかもアリストテレスのAJCCのみでG1勝利なしです。
果たしてコントレイルの引退式はどうなるのか。三冠馬の意地を見せてくれるのか楽しみです。
*写真の掲載についてはシルクホースクラブより許可を得ています。