先週の気になる馬【12/11-12】

おはようございます。

今年のレースも残りわずかとなってきました。

レース名も冬らしい名前のレースも増えてくると、今年も終わりだなぁと感じますね💡

先週は3つの重賞が国内で行われました。香港国際競走については後日書かせて頂きます。

中日新聞杯 中京 芝2000m

勝ったのは岩田康騎手騎乗のショウナンバルディ(牡5・松下武)厩舎でした。人気馬総崩れの展開で見事に逃げ切りました。父キングズベスト 母父リダウツチョイスという血統です。キングズベスト産駒といえば思い出されるのがダービーと天皇賞・秋を制したエイシンフラッシュですが、最近はトーラスジェミニなども活躍しています。現役時代には英2000ギニーを制しましたが、故障で引退。2010年には産駒のエイシンフラッシュとワークフォースが日英でダービーを制覇する偉業を達成しました。半姉に名牝アーバンシーがいるので甥がガリレオ、シーザスターズとなります。ショウナンバルディの母系を見ると豪州系です。祖母のMacedon Ladは豪1000ギニーの勝ち馬でもあります。母父リダウツチョイスの活躍馬にはサトノアーサー、キャンベルジュニアがいます。国本オーナーの馬がJRA重賞を勝利するのを久しぶりに見たかな?と思ったらやはり2016年のマーチSのショウナンアポロン以来でしたね。

カペラS 中山 ダ1200m

勝ったのは三浦騎手騎乗のダンシングプリセス(牡5・宮田)でした。この馬にとっても、父パドトロワ、宮田厩舎にとっても初の重賞勝利となりました。パドトロワは父スウェプトオーヴァーボードで芝短距離で活躍しましたが、産駒はダートで重賞勝利となりました。スウェプトオーヴァーボード産駒はリッジマンのような長距離馬が出たり、オメガパフュームのようなダート中距離馬が出たり、レッドファルクスのような芝ダート兼用の短距離馬が出たりと面白い種牡馬ですが、孫世代ではまずはダート短距離で活躍馬が出ました。母系は祖母サワヤカプリンセスですから叔父に名刀デュランダルがいる血統です。やはり母系を見てもスプリント適性が高い馬だったんですね。今回は4月以来の休み明けだったんですが完勝でしたね。

阪神ジュベナイルフィリーズ 阪神 芝1600m

勝ったのはM.デムーロ騎手騎乗のサークルオブライフ(牝2・国枝)でした。名門千代田牧場生産の馬のG1制覇は2014年の朝日杯FSのダノンプラチナ以来となりました。父エピファネイアにとっては3世代連続のG1勝利となりました。しかも4歳デアリングタクト、3歳エフフォーリアとどちらも複数のG1を勝利していますから、この馬への期待もさらに高まります。母父アドマイヤジャパンと渋いですが、アドマイヤジャパンは競走成績はそこそこですが血統背景は超一流です。母ビワハイジですから兄弟にアドマイヤオーラ、ブエナビスタ、トーセンレーヴ、ジョワドヴィーヴル、サングレアルと重賞勝ち馬がズラリと並びます。産駒の重賞制覇はありませんが、こういう名血が母父として活躍してくれるというのはあるあるですし、こうやって血統表にずっと名前が残っていくんですね。生産者インタビューでも「ビワハイジの血が母父に入って仕事をしてくれると思っていた」とおっしゃっていました。オーナーブリーダーとして期待していた血統だったんですね。

しかしエピファネイアは重賞勝ち馬は上記の2頭とアリストテレスとこの馬の4頭しかいないのですが、重賞9勝中G1 6勝ととてつもない割合でG1を勝っています。同期のキズナは重賞馬10頭で重賞15勝中G1 1勝ですから、こちらはアベレージが高いという感じです。サークルオブライフの母シーブリーズライフは1200-1400の短距離で活躍した馬です。血統、気性的にオークスはどうかな?という感じですが牝馬の国枝厩舎ですから第2のアーモンドアイになってくれるかもしれませんね。

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