おはようございます。
先週はJRAで重賞4つにサウジカップデーと盛りだくさんの2日間でした。
サウジカップデーではリヤドダートスプリントにてコパノキッキング(6セン・村山厩舎)が豪快に差し切り勝ち。マテラスカイ(7牡・森厩舎)は2年連続で2着でしたが、日本馬がワンツーを決めました。鞍上はW.ビュイック騎手でした。さすが世界のゴドルフィンの主戦騎手。現地にいた藤田菜七子騎手は複雑な思いがあったでしょうね。でも菜七子騎手も招待競走で4位タイでしたから、今回の経験を活かして日本でも頑張って欲しいですね。コパノキッキングの父はヴァイスリージェント系のSpring At Last。9FのG1ドンH、ドバイのゴドルフィンマイルなどを制しています。産駒のG1勝利はありませんが主に北米で産駒は重賞を勝利していますが、このコパノキッキングが稼ぎ頭です。
サウジダービーではピンクカメハメハ(3牡・森厩舎)が初ダートで勝利。このレースはバリバリのダート馬より芝で走れる馬に適性があるのでしょうか?昨年勝ったフルフラット(4牡・森厩舎)も勝ち上がりは芝でした。確かにダート1800mのワンターンのレースは日本にはありませんから、芝的なスピードが求められるのかもしれません。ピンクカメハメハはスイープトウショウの17歳離れた弟です。お母さんが25歳の時の産駒!!すごいです。昨年のこのレースの2着馬がサウジカップを勝ったイギリス調教馬のミシュリフ(4牡・Jゴスデン厩舎)でこの馬はフランスダービー馬。やはり芝の適性が重要ですね。ミシュリフは父がドバイミレニアムの血を引くMake Believeで母の父がRaven’s Passです。日本の芝への適性もありそうな気がしますし、ダートもいけるとなれば種牡馬として日本に来てもらえないですかね?社台スタリオンさんお願いします。
日本でもダートG1フェブラリーSが行われましたが、気になったのは来年のフェブラリーSにも影響がありそうなヒヤシンスSです。勝ったのがラペルーズ(3牡・藤沢和厩舎)です。芝の新馬で敗れるとすぐに門別に転厩してダートで勝ち上がり、再転入後中央ダートで連勝となりました。なんといっても父がペルーサという超貴重な血統。ペルーサは既に種牡馬引退してしまいましたからね。母系にもキングマンボやエンパイアメーカーなどいい種牡馬の血ば流れていますね。ペルーサは出遅れ癖がある馬でしたが青葉賞までは4戦4勝で、ダービーでも2番人気に推されました。まさかダートで活躍馬を出すとは思いませんでしたが、芝ではスピードが足りなかった中でエンパイアメーカーのダートの名血の力でダートの能力が引き出されたのかもしれませんね。しばらく追いかけたい馬です!