先週は全国的に天気に泣かされましたね。日曜日は晴れましたが土曜日はあいにくの天気。馬場も回復しませんでした。
アーリントンカップ 阪神 芝1,600m
勝ったのは武豊騎手騎乗の4番人気オオバンブルマイ(牡3/吉村)でした。雨で重馬場の中でしたが、直線大外を回って豪脚を疲労。昨秋の京王杯2歳Sに次ぐ重賞制覇🏆🏆となりました。
血統は⏬
ノースヒルズの母系×ダーレーのディスクリートキャットという血統。短距離寄りの母系で最終的にはスプリント路線に収まる馬が多いんですが、本馬はマイルもこなしましたね。ダーレー種牡馬からの重賞ウイナーということで喜ばしいです✨
中山グランドジャンプ 中山 障害4,250m
普段なら平地のみ取り上げますが、G1ということもあり、中山GJもご紹介💡中山も雨で、雨中の障害レースはちょっと怖いところがありますが、勝ったのは黒岩騎手騎乗の6番人気イロゴトシ(牡6/牧田)でした。障害入り4戦目。まだオープンでは勝っておらず、伏兵的存在でしたが大仕事をやってのけました。黒岩騎手はG1初勝利🏆、牧田厩舎も開業14年目でのG1初制覇🏆、本馬の父ヴァンセンヌももちろん産駒G1初勝利🏆、そして九州産馬(熊本産)のG1制覇も史上初🏆と初モノずくしでした。1番人気のニシノデイジーは出遅れで脚を使ってしまい9着大敗でした。
父のヴァンセンヌはディープインパクトと当時の高松宮杯とスプリンターズSを制したフラワーパークとの間に産まれた良血。現役時代は安田記念2着があるものの重賞は1勝のみでした。母のイロジカケは名前のインパクトが凄いですが、このオーナーさんは色々際どい馬名をつけていたので話題になりましたが、最近の馬名は普通ですね。しかしまさかこんな名前のG1ホースが誕生してしまうとは…
アンタレスステークス 阪神 ダ1,800m
勝ったのは鮫島駿騎手騎乗の1番人気プロミストウォリア(牡6/野中)でした。59kgを背負っていましたが逃げて最後まで粘り切り重賞連勝🏆🏆そして1勝クラスからの5連勝🥇🥇🥇🥇🥇
これで8戦6勝となりました。帝王賞も楽しみですし、秋のダート中距離路線での活躍も楽しみです。前回の記事でも書きましたがダート血統ならNFの生産馬に拘る必要がないですし、安く手に入るならこういう馬が狙い目ですね。
皐月賞 中山 芝2,000m
勝ったのは横山武騎手騎乗の2番人気ソールオリエンス(牡3/手塚)でした。雨は上がったものの重馬場というタフな馬場状態。そんな中で後方待機で届かなそうな位置取りでしたが、最後の直線で完全にタスティエーラが抜けたところに1頭だけ次元の違う脚色で差し切りました。
キタサンブラック産駒の2世代目の大将格の馬と京成杯で勝利した際に書きましたが3戦3勝で皐月賞馬になってしまいました。最初は本命不在なんて言われていた牡馬路線ですが、これはとんでもない馬が出てしまった感があります。キタサンブラック産駒恐るべし…
社台RHの馬が牡馬クラシックを制するのは2014年のイスラボニータの皐月賞以来です。最近は牝馬での活躍の方が目立っていたので久々に黄色と黒の縦縞がターフに踊る姿は懐かしく感じました。