先週の気になる馬【4/23-24】

おはようございます。

先週はG1の間の週ではありましたが、G1に向けた大事なトライアルが行われました。

福島牝馬S 福島 芝1,800m

勝ったのは津村騎手騎乗の3番人気アナザーリリック(牝4・林徹)でした。後方からレースを進めて、上がり最速の末脚で粘る2着馬を差し切って見せました。リステッド勝ちはありましたが、重賞は初制覇となりました。昨年の夏には古馬相手に0.4秒差で3勝クラスを勝っているように、その時から力は間違いなくありました。G1、重賞では上位進出はなりませんでしたが、今回の重賞制覇でヴィクトリアマイルへの優先出走権も得ましたし、広いコースでより面白い存在かもしれません。

父はリオンディーズ、母父サクラバクシンオーという血統です。叔父に目黒記念の勝ち馬で長距離戦線で活躍したポップロックがいます。兄弟はこの馬以外のほとんどは地方で活躍していて、キャロットの募集だったラブリーデイ産駒のプライルードは全日本2歳優駿で3着に入っています。

シルクの募集馬で募集額1,400万円 2.8万円×500口の募集でした。世代の中でも超格安の馬でしたが、それでも重賞を勝つ訳ですし、この馬の場合にはNHKマイルにも出走しているように2歳夏に勝ち上がって長く活躍してくれている訳ですから、出資者の方にとってみれば最高の馬ですね✨相馬眼が素晴らしいです😍

出資者の方はおめでとうございます🎉

読売マイラーズC 阪神 芝1,600m

勝ったのは浜中騎手騎乗の5番人気ソウルラッシュ(牡4・池江)でした。馬場の影響もあってか、前がなかなか止まらず、ベステンダンクの大駆けか?とも思ったのですが、外から伸びるホウオウアマゾン、ファルコニアの更に外から伸びで、きっちり交わし4連勝での重賞制覇となりました。

父はルーラーシップ、母父マンハッタンカフェという血統です。ルーラーシップ産駒は個人的にもいつかは出資したいと思っているのですが、最近は一口での募集も減ってきていますし、種付け料も下がっていますから心配しています。なんとか挽回して欲しいので、この産駒の活躍は嬉しいですね。母父マンカフェの産駒は昨年JRA重賞7勝と大活躍でしたが、今年もこれで3勝目🥇🥇🥇ちょっと注目しておいた方がいいかもしれません。

デビューは2,000mだった馬ですが、中距離路線では振るわず、マイルに路線を変更して連戦連勝ですが、競馬場も、馬場も問わないのでマイルの新星として楽しみです。

フローラS 東京 芝2,000

勝ったのは田辺騎手騎乗の5番人気エリカヴィータ(牝3・国枝)でした。好位につけて内からしぶとく伸びて先頭でゴールしました。国枝厩舎からまた牝馬の重賞勝ち馬が出てきましたが、この馬はこれがキャリア3戦目。前走のフェアリーSは2番人気に推されながら10着に敗れましたが、今回は汚名返上となりました。

父キングカメハメハ、母父フジキセキという血統で、母系はオーストラリア血統です。祖母がケルトシャーンですから母の全兄がキンシャサノキセキになりますし、近親には豪州の活躍馬が数多くいる血統で、2020年のセレクトセールで牝馬ながら1億8,700万円で取引されています。

キンカメ産駒も数が限られている中でしっかりG1に駒を進めるような産駒を出してくる訳ですからやはり偉大な種牡馬ですね。デビュー2戦はルメール騎手が騎乗しており、今回はルメール騎手はラスールを選んで敗れた訳ですが、本番はどうなるでしょうか?

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