先週は日曜日に天覧競馬が開催。そんな中でイクイノックスが世界最強馬の力を証明して見せました。
アルテミスステークス 東京 芝1,600m
勝ったのはルメール騎手騎乗の1番人気チェルヴィニア(牝2/木村哲)でした。直線では進路を確保するまでに時間はかかりましたが、追い出されるとしっかり伸びて上がり3F33.3の切れ味鋭い末脚で差し切り勝ち。デビュー戦こそ敗れましたが2連勝で重賞制覇となりました✨
父ハービンジャー、母はフローラSを勝ちオークス2着だったチェッキーノで、半兄には今年の新潟記念を制したノッキングポイントがいます。堅実に活躍してくれる血統ということでPOGでも人気の一族ですが、私もPOGで指名しており、2歳世代最初の重賞勝ち馬となりました。
新馬戦で敗れたボンドガールはサウジアラビアRCで2着に敗れましたが、阪神JFでの再戦が楽しみですね。
そして2着にはサリオスの全妹サフィラが入りました。デビュー戦は不利もあって3着。その時の2着が愛馬のヴィントシュティレ(牝2/古賀)でした。ということもありサフィラも気になっていましたが、チェルヴィニアには敗れたものの本賞金を加算することができ、レース選択に若干余裕が出ました。ヴィントシュティレも普通にやれば未勝利はあっさり勝てるだけの馬だと思いますし、今回のサフィラの結果はそれを後押ししてくれそう💡ただ、その新馬で勝ったニシノコマチムスメが最下位というのは気掛かりですが…
スワンステークス 京都 芝1,400m
勝ったのは松岡騎手騎乗の10番人気ウイングレイテスト(牡6/畠山)でした。トウシンマカオが逃げて、2番手につけると直線では最後までセーフティーリードを保って粘り切り、重賞初制覇となりました✨松岡騎手にとっても昨年の中山牝馬S以来の重賞制覇となりました。
父スクリーンヒーローは先日種牡馬引退が発表されましたが、まだまだ存在感を出しています。本馬のきょうだいには重賞勝ち馬が2頭。ジャンプ重賞を制しているカリズマティック産駒のイコールパートナーと京都新聞杯勝ちのベストメンバーがいます。
本馬はこれまでマイル路線を戦ってきた馬。1,400mでの実績はありませんが、マイルではリステッド勝ちもあり、前走の京成杯AHでも2着に入っていましたので今回の10番人気というのは人気が無さすぎた感じもありますね。
天皇賞・秋 東京 芝2,000m
勝ったのはルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックス(牡4/木村哲)でした。ダービーで敗れたドウデュースとの再戦が注目されていましたが、そのドウデュースは鞍上の武豊騎手がまさかの負傷で乗り替わりになってしまいました。レースは3番手を進んだイクイノックスはジャックドールが作り出したハイペースをじっくり構えて、直線ではノーステッキで先頭に躍り出ます。最後はジャスティンパレスが猛追してきましたが2.1/2馬身の差をつけての勝利。タイムは驚愕の1:55.2の日本レコード。1分55秒台が出ただけでもすごいのにもう1分54秒台まで迫る勢いです。これまでのトーセンジョーダンの1:56.1のレコードを0.9秒も更新してきました。これで天皇賞・秋を連覇。G1 5連勝となりました。レースの映像を見ているとジャパンカップに向けた公開調教みたいな感じでしたね。
これでジャパンカップはリバティアイランドとの直接対決となります。現役世界最強馬 対 3冠牝馬の戦いとなります。斤量の差もあることから、リバティアイランドが良い勝負をしそうですが果たしてどうなるでしょうか？
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