函館スプリントステークス 函館 芝1,200m
勝ったのは浜中騎手騎乗の2番人気サトノレーヴ(牡5/堀)でした。夏競馬の開幕を告げるレースでもありますが、内の3番手を進んだサトノレーヴが内ラチ沿いを抜け出して重賞初制覇となりました。
父ロードカナロア 母チリエージェ(母父サクラバクシンオー)という血統。ロードカナロア産駒は昨年のキミワクイーンに続いての連覇で通算3勝目となります。本馬の半兄には個性派スプリンターのハクサンムーン(父アドマイヤムーン)やドイツの重賞を制したWarring States(父ヴィクトワールピサ)がいる血統。
これでサトノレーヴ&浜中騎手はサマーシリーズの絶好のスタートダッシュを決めました。しかもサトノレーヴはまだ8戦6勝と底を見せておらず、重賞初挑戦だった阪急杯4着のリベンジを果たしました。
エプソムカップ 東京 芝1,800m
勝ったのはルメール騎手騎乗の1番人気レーベンスティール(牡4/田中博)でした。中団からのレースでしたが、最後の直線で馬場の真ん中に持ち出すと上がり3F33.7秒の末脚で差し切り重賞2勝目となりました。
父リアルスティール 母トウカイライフ(母父トウカイテイオー)という血統。キャロットの募集馬ながらセプテンバーセールで購入されて追加募集となった馬。昨年のセントライト記念を制した後に香港ヴァーズに挑戦しましたが8着。帰国初戦の新潟大賞典も11着と人気を大きく裏切っていましたが、久々に強い姿を見せることができました。
今回は斤量59kgと1番斤量を背負っていましたが、2着と2馬身の差だったと考えるとここでは力が違いましたね。これは秋に向けて楽しみが広がりましたね。
2022年のセプテンバーセールで2090万円で取引された馬が重賞2勝で海外にも挑戦するような馬になる訳ですから、この馬を選んできたキャロットの仕入れがすごいです。