先週の重賞振り返り【サウジアラビアRC&毎日王冠&京都大賞典】

  • 2023年10月9日
  • 競馬

先週は3日間開催でバランス良く毎日重賞が組まれていました。

サウジアラビアロイヤルカップ 東京 芝1,600m

勝ったのは松山騎手騎乗の3番人気ゴンバデカーブース(牡2/堀)でした。人気馬の中では1番後ろからレースを進めましたが、直線では1頭だけ上がり33秒台の末脚で差し切り勝ち。重賞初制覇&父のブリックスアンドモルタルにも産駒重賞初制覇をプレゼントしました。

母のアッフィラートは芝の1,600mから1,800mで4勝をあげた社台RHの馬でした。引退レースの中山牝馬Sで3着に入着しています。祖母のレディオブヴェニスはフランス生産で米国の芝重賞の勝ち馬。白老Fに導入され、産駒は堅実に走っているものの重賞を勝つところまでは至りませんでしたが、孫が重賞制覇となりました。

堀厩舎の馬ですし、サリオスのように朝日杯FSに向かう感じでしょうかね?ブリックスアンドモルタル産駒ということである程度長い距離まで大丈夫でしょうが、ここまでマイルで結果を残していると考えるととりあえず朝日杯を目指す方向が無難ですかね。

毎日王冠 東京 芝1,800m

勝ったのは西村淳騎手騎乗の4番人気エルトンバローズ(牡3/杉山晴)でした。道中は4番手につけてレースを運び、直線でも迫るG1馬2頭を押さえ込んでラジオNIKKEI杯に続いての重賞連勝。未勝利からの4連勝となりました。

血統はラジオNIKKEI杯勝利時にも触れているので割愛。ただこれで1,800mの重賞連勝となりましたが、天皇賞に行くのか、はたまたマイル路線に行くのか?2,000mは実績がありませんからね。

そして人気のソングライン、シュネルマイスターは追い出しが遅れたこともあり僅差の2着、3着。特にシュネルマイスターは4着のアドマイヤハダルが上がり3F33.1を出しているのに、33.3秒で3着ですから、捕らえた最後の1Fはとんでもない末脚を繰り出していることになりますね。

京都大賞典 京都 芝2,400m

勝ったのは池添騎手騎乗の5番人気プラダリア(牡4/池添学)でした。終始前目でレースを進めると最後の直線ではボッケリーニとの叩き合いに。これを制して昨年の青葉賞に続いての重賞2勝目。いずれもクラシックディスタンスでの重賞制覇ですね。

母のシャッセロールは1,000mのレースを制しているようなスプリンターなんですが、そこにディープインパクトを迎えて、この距離に適応するのですから、血統は面白いですね。母父クロフネというのも良いものを伝えてくれているのは間違いないですね。

青葉賞以降の勝利はありませんでしたが、ずっと1桁着順でしたし、日経新春杯、京都記念では3着に入っているように実力も決して衰えてはいませんでした。この調子なら同じクラシックディスタンスのジャパンカップを目指すことになるのでしょうか?

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