先週は秋のG1開幕戦スプリンターズステークスが中山で開催。さらには地方、中央でダート重賞が3鞍も組まれており、JBCや暮れのチャンピオンズカップに向けての賞金加算を目論む陣営が挑んできました。
白山大賞典 金沢 ダ2,100m
勝ったのは川田騎手騎乗の1番人気ウィルソンテソーロ(牡4/小手川)でした。2周目の3-4コーナーで仕掛けていくと、ゴール前できっちり捉えて単勝1.2倍の人気に応えました。これで交流重賞3連勝🥇🥇🥇昔のスマートファルコンと化していますね。良い意味で✨
血統面はすでに触れているので割愛しますが、キタサンブラック産駒は今年に入って芝/ダート問わず活躍している印象ですね。JRAでの勝利数、勝率も一気にダートの方が上がってきました。雄大な馬格のある馬でしたからね。
日本テレビ盃 船橋 ダ1,800m
勝ったのはこちらも川田騎手騎乗で同じ馬主のウシュバテソーロ(牡6/高木)でした。初めてダートのドバイワールドカップを制した日本馬ということで世界をあっと言わせたウシュバテソーロ。半年ぶりのレースが帰国初戦でしたが4コーナーで先頭に立って押し切り勝ち。6連勝を決めました。
こちらも血統は割愛しますが同じ馬主の馬がダート路線を席捲しているというのが凄いですね。しかもうまく使い分けをしてレース選択が被らないようになっています。まぁ本馬は6歳ですし、種牡馬入りまで考えるとそろそろ潮時かもしれませんが、連勝の勢いがありますし、来年のドバイワールドカップで連覇を狙うところまではあるかもしれませんね。
シリウスステークス 阪神 ダ2,000m
勝ったのは岩田望騎手騎乗の1番人気ハギノアレグリアス(牡6/四位)でした。58.5kgのトップハンデでしたが、中団からレースを進めて、最後は上がり最速の末脚でゴール前きっちり捉えて今年の名古屋大賞典に続く重賞制覇。JRA重賞は初制覇で四位調教師にとってもJRA重賞は初制覇となりました🏆
父キズナで母父ジェネラスなので普通に行けば芝を走っていそうなんですが、芝は新馬戦でしか走っていません。母はダービー馬タニノギムレットの半姉で、母20歳の時の産駒になります。カントリー牧場は解散し、馬は岡田スタッドへ所有権が移りましたが、母もその1頭。しかし名門の血はしっかりと活躍馬を出してきますね。
スプリンターズステークス 中山 芝1,200m
勝ったのは川田騎手騎乗の3番人気ママコチャ(牝4/池江)でした。早めに逃げるジャスパークローネを捕らえにかかるもなかなか交わしきれず。そこにマッドクールが急襲してきますが、封じ込めてハナ差勝ち。重賞初制覇がG1勝ちとなりました。
父クロフネ、母ブチコなので全姉がソダシになります。白毛のシラユキヒメ牝系で全姉も白毛ながら、本馬は鹿毛。それでも全姉に続いてのG1制覇となりました。クロフネ産駒のスプリンターズSの制覇はスリープレスナイト、カレンチャンに続いての制覇。牝馬のクロフネ産駒は素晴らしいスピードを持っていますね✨これでクロフネ産駒は19年連続のJRA重賞制覇となりました。この2019年産がラストクロップですから、どこまで伸ばせるかわかりませんが来年も勝って20年連続まで行って欲しいですね。
池江厩舎は昨年ジャンダルムでスプリンターズSを制しているので厩舎としては連覇達成ですね。違う馬で勝利するのはなかなかできないことですからね。
マッドクールも惜しい2着🥈前走こそ崩れましたがそれ以外は安定していた成績を残していましたし、今回は人気が無さすぎましたね。4歳のDark Angel産駒ということで血統的な意味も含めて来年以降の活躍にも期待したいですし、海外でも試してみて欲しいですね。
