先週はジャパンカップウィーク。
京都2歳ステークス 京都 芝2,000m
勝ったのはJ.モレイラ騎手騎乗の1番人気シンエンペラー(牡2/矢作)でした。後方寄りからのレースでしたが徐々にポジションを上げていくと4コーナーでは7番手。最後は5頭の接戦でしたがグイっと残り50mのところで抜け出して2連勝で重賞初勝利となりました。
父Siyouniで半姉が米国で芝G1を4つ勝利Sistercharlieで全兄がフランスダービー、凱旋門賞などを勝利しているSottsassという世界的超良血。母が亡くなったことが発表になりましたが弔いの勝利となりました。オーナーがサイバーの藤田社長というのも話題性抜群です。
これで2戦2勝ですし、この2,000mのレースを制したということで一気にスターダムを駆け上がりそうな感じもありますね。それこそ来年の凱旋門賞を目指した方が良いのかもしれませんね🇫🇷
京阪杯 京都 芝1,200m
勝ったのは菅原明騎手騎乗の4番人気トウシンマカオ(牡4/高柳瑞)でした。大外からの豪快な追い込みで差し切り、同レース連覇を達成しました。昨年から斤量も3kg増えましたが、着差も2馬身つけた楽勝でした。
父ビックアーサー同様にスプリントで活躍をしていますが、重賞では良い勝負ができるもののG1となるとなかなか好成績には繋がらない本馬。それでも年明けでまだ5歳。父が高松宮記念を制したのも5歳の春でした。スプリント路線は息の長い活躍が可能ですから、来年の春が楽しみです。
サクラユタカオーの父系を繋いでいくにはこのビッグアーサーの産駒の活躍が非常に重要。一応グランプリボスがいますが同じサクラバクシンオー産駒でいますが、リーディング的にも厳しいですから、本馬になんとか一つでも多くタイトルを積み重ねてもらって繋いでいって欲しいものです。
ジャパンカップ 東京 芝2,400m
勝ったのはルメール騎手騎乗の圧倒的1番人気イクイノックス(牡4/木村哲)でした。パンサラッサの大逃げを3番手から見るような形になり、直線ではちょっと促しただけでどんどん加速してあっさりと勝ってしまいました。2着に入った3冠牝馬リバティアイランドにつけた着差は4馬身。これは本当に世界最強だということを見せつけました。これでG1を6連勝ですからね。
今更血統に触れる必要も無いでしょうが、ヴァイスメテオールに出資していたのだから、何も考えずに本馬にも申し込んでおけばよかったですね…
これで種牡馬入りという話も一部出ていましたが、どうなるでしょうか?確かにこれだけの馬ですし、何かがある前にしっかりとこの血統を次の世代に渡すというのも大事な仕事になると思います。世界最強のまま引退した方が種牡馬としての価値も高いでしょうし、ちょうど歴代最高獲得賞金を塗り替えたので、ここがちょうど良いとも言えるかもしれません。
現役続行の場合はドバイSCの連覇を狙うか?それかまだ獲得していない中距離のタイトルである大阪杯を狙うのか?そして秋には凱旋門賞を目指すのか?といったところでしょうか。個人的には凱旋門賞に行ったとしても良いことが無さそうなのでこのまま引退させてあげても良いのでは?と思います。
もうとてもじゃありませんがシャトーブランシュの仔には手が出せません。相当な金額になるでしょうし、ペイできないでしょう。個人的には次のシャトーブランシュとなるようなシルク出身の母馬を見つけていきたいですね💡
そして永遠の疑問はこんなに強い馬でも皐月賞とダービーは勝てなかったということです。ローテーションの問題もあったとは思いますが、ジオグリフ、ドウデュースの今の成績を見ているとなぜ?と思ってしまいました。
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